お笑いコンビの流れ星が、10月14日にシングル「岐阜ミーチャンス」(発売元:ポニーキャニオン)をリリースしてで歌手デビューを果たした。同曲は、今年の単独ライブツアー「☆街道」の新ネタを歌詞にしたもので、作曲はヒャダインこと前山田健一が担当。また、カップリング曲には、所属事務所後輩のお笑いコンビ・どぶろっくの江口直人が制作した「おんなじ拳」を収録する。

お笑いコンビ・流れ星の瀧上伸一郎(右)とちゅうえい

「THE MANZAI 2013」決勝で披露した歌ネタ"肘神様"が、話題となって全国的なブレイクを果たした流れ星。今回、ファンからの熱い要望でCD化が決定した「岐阜ミーチャンス」だが、岐阜県出身のちゅうえいと瀧上伸一郎が、歌手デビューに込める想いとは?このたび、そんな流れ星の2人に、レコーディングのエピソードや今後の目標を語ってもらった。

――歌手デビューおめでとうございます。今回、「岐阜ミーチャンス」で歌手デビューすることになったきっかけは?

瀧上「 流れ星がCDを出すって言ったら、"肘祭り"でしょ! と思われるかもしれない。新しい歌ネタをそのまま歌詞にしたんですけど、ネタを見たことがない人にも聞いてもらえる良い曲になったので、良い意味で裏切れると思います」

ちゅうえい「『岐阜ミーチャンス』なんて聞いたことないわ!って感じで、とんだ冒険ですよね(笑)。カップリング曲の『おんなじ拳』は本当に良い歌なので、カラオケになったら、瀧上は本気で落としたい女性に対してマジに歌うと思います」

――「岐阜ミーチャンス」にはダンスの振り付けもありますね。

ちゅうえい「ダンスをやったことがないから、毎日、嫁さんに見てもらってました。初心者でも歌いながら踊れるギリギリレベルの難易度なので、みなさんも真似して踊りながら歌ってもらいたいです」

瀧上「実は単独ライブツアー中、1回も間違えずに踊れたことがなくて……。歌って踊るのは超難しいし、アイドルたちってすごいなと思いました」

――では、レコーディングで苦労はありましたか?ヒャダインさんにドッキリを仕掛けられたと聞きましたが。

瀧上「ヒャダインさんが『もっとセクシーに! 本腰入れて歌え!』と、やたら厳しかったんですよ。だんだん変な感じになっちゃって、歌い方がやたらセクシーになってるんですけど、それがそのままCDに使われちゃいました。それを踏まえて聞いてほしい」

ちゅうえい「という遊び心があります(笑)。でも、コイツの歌が下手過ぎて本当に怒らざるを得なくなっちゃって、完成した曲は全部ちゅうえいが歌っているという新たなドッキリを仕掛けました。コイツ、顔が真っ青になってましたよ」

瀧上「最初は、『録音した声ってちゅうえいの声に似てんだな』と思って気が付きませんでした。でも、途中で気付いて『そんなにヒャダインさん怒らせたかな?』と焦りましたよ~」

――お2人に対して、ヒャダインさんはどんな評価を?

ちゅうえい「お世辞で『上手いよ』と言われたと思ったら、東京ダイナマイトの松田さんから、『ヒャダインさんがマジで褒めてたぞ! 下手なアーティストより上手いと言ってた』と。すごくうれしかったんですけど、瀧上とは2度と仕事をしたくないそうで……」

瀧上「またまた~!ヒャダインさんったら、俺のこと大好きなんですよ!」