カメラ、ハイレゾ、PC連携が特徴

続いて、日本エイサーのプロダクトマネージャーである宇佐美慶基(よしき)氏が登壇。製品の詳細を説明した。Acer Liquid Z530は、5インチIPSカラー液晶(720×1,280ドット)を搭載したSIMフリーAndroidスマートフォン。OSはAndroid 5.1を採用している。クアッドコアCPUを搭載、高音質の音楽再生ができるハイレゾ、およびDTS Studio Soundに対応している。

日本エイサーの宇佐美慶基氏(写真左)。記者説明会の会場には、実機が用意されていた。サイズ/重量は、約144(H)×70.3(W)×8.9(D)mm/約145g

フロント・リアともに800万画素のCMOSカメラを搭載。広角レンズにより大人数でのセルフィーが簡単に行えるほか、「正面カメラ」「裏カメラ」「セルフィーチーズ」など、声に反応してシャッターを切ることもできる。UIに関しては、子どもや年配ユーザーの利用に配慮した「Easy Mode」「Basic Mode」を用意している。

カーブを基調にした、スリムなデザインが外観の特徴。背面はヘアライン加工になっている。背面下部にはスピーカーを搭載(クリックで拡大)

そのほか、Windows 7/8/10を搭載したPC(エイサー製品でなくても可)とシームレスに連携できる「AcerEXTEND」を搭載。スマホの画面をミラーリングできるほか、スマホで撮影した写真をPCに取り込んだり、ウェブや文章を共有したり、ドラッグ&ドロップでファイルをコピーしたり、といった操作が行える。PC上でスマホを操作することも可能。宇佐美氏は「面倒なスマートフォンでのタイピング、PCとスマートフォンのデータの同期などをスムーズにする機能。ビジネスでは、プレゼンテーションに利用できる」と説明した。

Windows PCとシームレスに連携できる「AcerEXTEND」を搭載した

ハイレゾ対応について、宇佐美氏は「アーティストの息遣いや空気感まで感じられる」と紹介。立体感のある3Dサウンドや重低音を実現するDTS Studio Sound技術を搭載するなど、音に対するこだわりも高い。宇佐美氏は「Liquid Z530は、“Fun for everyone”をコンセプトにして作り込んだ。若い方にもお年寄りの方にも、楽しんでいただきたい」とアピールしている。

アーティストの息遣いや空気感まで感じられるというハイレゾに対応した