やっぱり炭で焼きたい派には「ロータスグリル」

しかし、せっかくバーベキューをするのなら、やはり炭火にはこだわりたいという方もいるだろう。そんな方におすすめなのが、ハーフェレジャパンの「ロータスグリル」だ。炭を使って食材を焼くグリルだが、これがテラスバーベキューに最適なのだ。

炭火を使うハーフェレジャパン「ロータスグリル」。コンパクトでテラスでも使い勝手がいい。実勢価格は税込20,800円前後

ロータスグリルは炭火を使用するが、炭の真上に当たる部分は網ではなく、波打った鉄板となっている。このため、食材からでた脂が直接炭に落ちないようになっているのだ。この構造により、調理時に出る煙を大幅に削減している。

しかも、本体底部に電池で駆動するファンがセットされており、ダイヤルを回すだけで炭に空気を送ることができる。火が弱まったときに、いちいち、うちわで仰ぐ必要もないのだ。

本体底面に電池をセットする。この電池でファンを回転させる仕組みだ

市販の炭も使えるが、火力や着火の早さを考えると専用の炭を使うのがよさそうだ

実際にロータスグリルを使ってみた。炭を本体中央のチャコールコンテナに入れる。着火プレートに着火剤を塗り、火を付けて、その上にコンテナをセット。ファンを回すことで素早く炭火に火が点いた。ロータスグリル用に開発された専用のブナの木炭は、一片一片が小さいため、火の点きもよく、さらに燃焼したあとの処理もしやすかった。

炭にしっかりと火が点いたら、網をセット。食材を並べていく。通常の炭火バーベキューでは、定期的に炭の位置を移動したり、火加減を調整するといった手間が掛かるが、ロータスグリルではそういった手間が掛からないのが魅力だ。火加減はダイヤルを回して、ファンの風量で調整でき、チャコールコンテナからの熱がインナーボールで反射して、網全体に広がるため、焼きの調整もしやすかった。

チャコールコンテナ下の着火プレートに着火剤を塗り、火を付ける

ダイヤルを回して、炭に火を付ける。火を起こすために扇いだりする必要はない

グリル用の網に食材を並べていく

脂の多い豚肉などを焼いたときは、若干ではあるが煙も発生。完全無煙とはいえなかったが、テラスで使う分には全く問題のないレベルだった。脂の多い、牛肉や豚肉もなどもしっかりと焼けた。

使用後はファンを止めて炭を冷ましていく。チャコールコンテナを取り外して、炭を安全に処理する必要はあるが、片付けは非常に楽だ。

子どものいる家庭にとってバーベキューは一大イベントだ。子どもが小学生ぐらいになったら、ぜひアウトドアでやりたいと思うが、それまではもっとカジュアルにできるといい。また、青空の下で肉を焼いて、子どもたちに食べさせるのは、まさにパパの仕事だ。バーベキュー場まで出かけて、となるとハードルは高いが、テラスバーベキューならより手軽に楽しめる。

最後の片付けまでしっかりとやれば、子どもたちだけでなく、奥様からも喜んでもらえるだろう。

子どもの好きなソーセージを用意したので、大喜びだった

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