空気の状態を可視化する
10月16日には、東京都内にあるスウェーデン大使館でローンチイベントが行われた。17日と18日に同じくスウェーデン大使館で開催される「SWEDEN KIDS WEEK 2015」にもブルーエアを出展する。
【左】イベント会場に展示されたSense+。個人的にはLeaf GreenとRuby Redがお気に入り。パステル調のカラー展開から一転、シックな印象になった。【右】SWEDEN KIDS WEEK 2015のブルーエアコーナー |
イベントには、ブルーエア アジア・セールス・ダイレクターのヨナス・ホルスト氏のほか、セールス・オンデマンド 代表取締役社長 室崎肇氏、セールス・オンデマンド 執行役員 第二事業本部長 小野寺英幸氏が登壇。新製品の詳細な説明や、日本市場での今後の展開などが明かされた。
ブルーエアは1996年にスウェーデンにて設立。「人は誰でも、きれいな空気を吸う権利がある。」という思いのもと、空気清浄機を作り続けており、現在は60カ国以上で展開している。
空気清浄機はその性質上、どうしても効果が目に見えにくい。ブルーエアのヨナス・ホルスト氏は、「本当に空気がキレイになっているのか? という疑問を、IoT(Internet of Things、モノのインターネット化)で解決できる」と説明した。前ページでも書いたとおり、今回発表された新製品群のキーワードはクラウド連携だ。Wi-Fi機能を搭載したAware、スマートフォンアプリのBlueair Friendを使えば、空気の状態を可視化できるうえ、空気が汚ければSense+でキレイにできる。ユーザーの居場所にかかわらず、空気の状態をチェック・空気清浄でき、「東京にいながら、香港の自宅の空気をチェックできる」(ヨナス氏)とアピールした。
【左】ヨナス・ホルスト氏は「日本は、ブルーエアがグローバルで成功するためにも重要な市場だ」と語る。Leaf Greenと同じ、深い緑色のネクタイで登場した。【右】現在、60カ国以上で販売。世界に6カ所の拠点を構えている |
空気清浄機は「買い増し」需要がある
セールス・オンデマンドの小野寺英幸氏は、日本市場における空気清浄機の動向をふまえ、「各世帯への普及率は約44%だが、空気清浄機を導入して効果を感じたら、リビングだけでなく寝室、子ども部屋と空気清浄機を"買い増し"する人が増えている。他の家電は"買い替え"であるのに対し、買い増しはめずらしい現象だ。さらに、ブルーエアを購入した人のうち、60%が買い替えもしくは買い増しをしてくれている。今後はこの層にもっとアピールしていきたい」という。
販売チャネルは、当初は直販のみ。その後に家電量販店といった店舗への展開も検討していくが、タッチポイントを増やすなどして、丁寧なガイダンスができる状態で販売していきたいとした。