どんな利用シーンが考えられる?
ここで舞台には共同研究者である、東北大学の加齢医学研究所所長で医学博士でもある川島隆太氏が登壇。川島教授は「5年前から構想を練り、研究を続けてきた。その間、瞬きの検出率は9割に向上し、バッテリーの稼働時間は24時間にまで伸びた。研究開発のアップデートは、今後さらに加速させていく」と意欲的に語った。
続いて、ジェイアイエヌの井上一鷹氏が登壇。井上氏は「刻々と変化する心と身体、ふたつの状態を可視化するために、川島先生の監修を受けて"アタマ年齢"、"カラダ年齢"というふたつの指標を開発した」と説明した。
川島教授は「目は口ほどにモノを言う。目の動きから、脳や心の動きを読み取ることは技術的にも可能。アタマ年齢は、活力・集中力・落ち着きなどのバランスをスコアに、カラダ年齢は、活動量・姿勢・動きの安定性などで年齢を推量している。使えば使うほど、数値は正確になる。将来的には、ビッグデータ解析の利用も考えている」と説明した。井上氏は、実際に会社で使用した様子をレポートした。