やけに「赤い」カメラ

外見上の特徴としては、本体背面のメインカメラ部の盛り上がりと黒い「窓」の部分が目立つ。ここは発表当時の印象からは、まるでテトリスの『「』ブロックのように出っ張っているのでは、と思っていたのだが、現物を見ると全然そんなことはなく、出てはいるのだが、むしろ控えめだった。むしろNexus 5Xのカメラ部の方がよほど飛び出している。

Nexus 5Xはカメラが1mmほど飛び出しているが、6Pは全体にカメラに向かって傾斜している処理がいいのか、最初のイメージほど飛び出していないように見える

メインカメラの解像度は12.3Mピクセル。セルフィ用インカメラの解像度は8Mピクセルで、かなりセルフィ需要を意識しているようだ。4K動画の撮影や240fpsのスロー撮影、タイムラプス、パノラマ/360度パノラマ撮影などが可能だが、レーザーAFの採用などで全体的なレスポンスは良い。

それより気になったのが、今回真っ白なテーブルクロスの敷かれた上で撮影したのだが、画面の8~9割方を白い布が占めた状況では、かなり赤味がかかって撮影される傾向があった。何台かの展示機全てで同じ傾向があったので、個体差ではないように思う。

やや薄暗い会場での複合光源という意地の悪い条件での撮影だったので仕方がない部分もあるだろうが、iPhoneなどはきちんとした色で撮れていたので、画像処理の問題ではないだろうか。ソフトウェアの修正で改善するようであれば、早めに直してほしい。

iPhone(画像左)と比べると、Nexus(画像右)はかなり「赤い」。程度の差こそあれ、同様の傾向はXperia Z5でも見られたので、Android共通なのかと思ったが、同じ会場のLenovo TAB2は平気だったのが不思議だ