16年3月にも提供を予定し、月額利用料は100円(税抜き)。アプリの利用とPHRの記録は無料で提供することを検討しており、日々のデータを記録しておいて、例えばダイエットをしたいときなどに契約してサービスを利用する、といった使い方を想定しているという。
月額料金で利用できるのは、生活習慣サーベイや、SNS機能で日々の食事を投稿して友人などからアドバイスをもらったり、記録したパーソナルデータをもとにしたWatsonからの食事メニューや運動の提案といった機能を提供。遺伝子検査、管理栄養士によるマンツーマンのアドバイスなど、1回ごとのオプションサービスを別料金で提供する。
オプションでは、毎日の食事に対して専門家のアドバイスをもらうといったサービスは数万円の利用料になるが、例えば3日間だけ専門家のアドバイスをもらって生活改善を図るサービスを提供して、用途に応じてさまざまなメニューを利用できるようにする、としている。また、サプリメントなどの提案も行い、それをアプリ内から購入できるようにもする。
遺伝子検査は、もともとFiNCのサービスでも提供されており、それと同様に外部の検査機関に検査を依頼して、その結果をレポートとして提供する。料金は現在検討中だが、「7,000円前後になるのではないか」(同社)という。
こうした収集したデータを元にWatsonからのアドバイスも行われ、宮内社長は「本当にパーソナルな情報を使ってアシストする夢のようなサービス」とアピールするが、基本的にWatsonは、食事の候補を出す、エクササイズの提案をする、といった限定的な用途に使われるようだ。現時点で、遺伝子検査のデータを元にアドバイスをするといった高度な利用はできないということで、「過剰な情報を提供するのは好ましくない」(同社)という考え方のようだ。