仕事とプライベートの両立は、働く者が抱える一生の課題。その2つだけでも大変なのに「オタ活」まで本気で取り組んでいる方々へインタビューをしていきます。
誰にだって、1日は24時間で1年は365日。彼ら彼女らの「時間とお金」の使い方や仕事への取り組み方にヒントをもらいましょう。
●取材対象者:
Nさん/24歳/女性/ウェブ編集者
2014年に都内の私立大学を卒業後、ウェブメディア運営会社へ就職。社会人2年目。2008年からK-POPアイドルにハマり、学生時代は学業とバイト、現在は仕事と両立しながら生活している。
東京駅から新横浜まで新幹線でライブに向かう
聞き手 塚岡:今日はわざわざありがとうございます。
Nさん:いえいえ、よろしくお願いします。
塚岡:K-POPアイドルがお好きなんですよね。僕はK-POPアイドルというと、KARAとか少女時代という印象だけはあって、あとは詳しくないんですが……。
Nさん:私は男性K-POPアイドルが好きですね。メインはスジュです。
塚岡:スジュ……?
Nさん:SUPER JUNIORを略して「スジュ」です。あとは、東方神起ですかね。
塚岡:あ、名前は聞いたことがあります! 彼らを応援しながらお仕事をされていると。
Nさん:そうです。K-POPアイドルって、一応外タレ扱いなんでチケットも高いし、平日開催のライブやイベントが多くて大変なんですよ。
塚岡:ああ、土日だと仕事との都合もつけやすいですけど、平日だと大変でしょうね。
Nさん:そうですね……。横アリ(横浜アリーナ)でライブがあったときは、定時の17時まで仕事をして18時半の開演に間に合わせるために新横浜まで新幹線に乗ったこともありました。ほんの少しでも時間を節約したかったので……。
塚岡:東京から新横浜まで新幹線……社長みたいな移動の仕方だな。
Nさん:崎陽軒のシウマイ弁当をガガっと突っ込んでライブに参戦です(笑)
オタ活の第一条件は健康管理
塚岡:その時は新幹線に乗れば間に合ったみたいですけど、平日の早い時間だと会社を休むことになったりもしますよね?
Nさん:ありますね……。もうどうしてもこれだけは行きたいっていう場合には、休むこともあります。ただ、急にライブ予定が入るっていうことは基本ないんで、その日に合わせて仕事を進めておくという感じです。
塚岡:おお、えらい……。
Nさん:そういう日に備えて、普段は本当に休みません。体調管理は気をつけてます。ここぞというときに休んだり、早退したりするんです。
塚岡:当日に急な会議が入ったりしたら?
Nさん:必要な会議なら、もちろん出ますよ。でも、どう考えても不要な会議ってあるじゃないですか。そういう場合には、仮病を使って出席を断ることもあります(笑)
塚岡:普段からサボりがちな社員だと仮病を疑われそうですけど、体調管理をして真面目にやってるから、それが効くということですね。
Nさん:そうですね。オタ活の第一条件は健康管理です。