通信速度がアップ
通信面はどう進化しているだろうか。
機種名 | Nexus 5 | Nexus 5X |
---|---|---|
LTE | ○ | ○ |
LTE-Advanced | - | ○ |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz、5GHz) | IEEE802.11a/b/g/n/ac 2×2 MIMO(2.4GHz、5.0GHz) |
Bluetooth | 4.0 LE | 4.2 |
Nexus 5はLTE対応ということで、端末仕様上の最大ダウンロード速度が150Mbpsとなるが、Nexus 5XではLTE-Advancedに対応することで、ダウンロード最大300Mbpsまでの高速通信が可能となっている。
端末仕様上のダウンロード最大速度は2倍になったが、この通信速度はキャリアの通信設備が対応していてこその速度だ。前述の通り、Nexus 5XはGoogle ストアで販売されるSIMフリーモデルとドコモ、Y!Mobileから発売されるモデルがあり、契約する通信会社の通信設備によって、その通信速度に制限を受けることになる。
たとえば、ドコモのモデルはPremium 4Gに対応することでダウンロード最大262.5Mbpsになる。これに対して、MVNOの「U-mobile」ではその通信速度をダウンロード最大225Mbpsと公称している。とにかく速い回線で使いたければ、SIMフリーモデルではなく、ドコモモデルを選択することが正解となるわけだ。
Wi-Fiに関してはどちらもIEEE802.11a/b/g/n/acに対応しているのだが、Nexus 5Xでは2×2 MIMOに対応する。対応ルーターと組み合わせればWi-Fi通信を高速化し、より安定させることができる。
Bluetoothに関しては、Nexus 5では4.0 LEに対応するのに対して、5Xでは4.2に対応した。現在の主なウェアラブルデバイスを接続するなど、現在の一般ユーザーの実用性では4.0 LEで十分なのだが、今後のIoTデバイス対応などの将来性を考えると4.2に優位性がある。