■人格的に素晴らしい
・「周りへの気遣いがきちんとできる人」(37歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「視野が広く、優しい」(29歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「見た目優しいが行動派で頼りになる」(45歳女性/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)
・「男気がある人」(36歳女性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
・「大学の後輩で、国際ボランティア活動を熱心に行っている」(28歳女性/情報・IT/営業職)

■人生の先輩?!
・「人生ちゃんと考えててしっかりしてる」(25歳女性/医薬品・化粧品/技術職)
・「自分の仕事に哲学を持っている後輩」(50歳以上男性/団体・公益法人・官公庁/技術職)
・「自分の夢に向けて妥協せず挑戦している」(25歳女性/学校・教育関連/専門職)
・「自分のキャリアと人生観を上手くミックスしていて、楽しそうに仕事をしている……プロセスと行動に一貫性があるので、話していてもさわやかで楽しい」(32歳男性/通信/事務系専門職)

■一線で活躍
・「とあるアーティスト」(38歳女性/金融・証券/事務系専門職)
・「海外で活躍しているスポーツ選手など、年上でも私にはできない」(24歳女性/食品・飲料/専門職)
・「松井秀喜: チームの為に自分を押し殺して粉骨砕身できるところ」(42歳男性/自動車関連/技術職)
・「起業して成功している人は尊敬に値します」(35歳男性/通信/事務系専門職)
・「菩提寺の宗派の御僧侶様方」(50歳以上男性/団体・公益法人・官公庁/専門職)

■総評
尊敬している年下の人が「いる」と答えた人は14%と少なめだった。年齢の壁を越えて、年上にも尊敬されてしまうような人は、総じて「仕事人」といえるようなデキる人が多いようだ。

まず能力が高いタイプ。語学がすごい、知識が深い、頭がいいなど、もっているものがすごすぎると先輩方も舌を巻くしかないようだ。また、若いのに責任感が強い、信用できる、努力している、献身的など、同じ会社で似たような仕事をしているからこそ分かる素晴らしさもあるようだ。仕事に対して「積極的」「テキパキとこなす」「どんどん行動する」といった姿勢に、「見習わなければ」と反省する人もいた。

人間的に優れているので尊敬に値する、というような回答もあった。「周囲への気遣いがすごい」「やさしい」「行動的で頼りになる」など、自分にはない部分を尊敬している様子も見られた。「国際ボランティアをしている」後輩なんて、太刀打ちできそうもない。

注目すべきは、「人生哲学」や「人生観」「夢」など、しっかりした将来へのビジョンをもち、それに沿って着々と行動しているタイプの人たち。彼らも年下ながらすごい、と評価されていた。日々の会社勤めも、惰性ではなく、しっかり意味あるものになっているところが、ちょっとお疲れ気味の先輩たちには特にまぶしく映ることだろう。

その人の本質を探っていくと、すぐ近くにも案外尊敬できる人物が潜んでいるのかもしれない。年齢に惑わされることなく、曇りのない目で他の人の長所を認め、学んでいきたいものだ。

調査時期: 2015年8月12日~8月15日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性155名 女性145名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート