カシオ計算機の2015秋冬・時計新製品発表会、今回のテーマは「The PREMIUM INNOVATION より革新的に、より独創的に。」だ。

昨今、腕時計におけるイノベーションを考えると、どうしてもGPSに目が行きがちだ。しかし、ことビジネスウオッチにおいては、そのほかにも革新的技術をもってなすべき課題が数多くある。優美なフォルム。快適な操作性……。ここでは、研ぎ澄まされた技術の数々が集約されたメタルアナログウオッチの新製品をご紹介しよう。(掲載した写真はすべて、クリックで拡大表示。掲載価格はすべて税別)

■ カシオ 2015年秋冬・時計新製品発表会
「G-SHOCK」「PRO TREK」編
最新GPSハイブリッド電波ソーラー搭載の「MT-G」登場
「BABY-G」「SHEEN」編
カラフル&スポーティーなBABY-G、ラバーズコレクションにも注目!

より優雅に、より薄くなったOCEANUS Manta

フルメタルアナログウオッチ「OCEANUS」(オシアナス)のプレミアムライン「Manta」(マンタ)に、新製品「OCW-S3400」が登場。GPS機能は搭載しないが、その代わりにMantaのアイデンティティともいえる優美なスタイリングと仕上げの美しさを徹底的に追求。タフソーラーや電波時計機能を搭載しながら、ケース厚わずか10.7mmを実現した。

オシアナスコーナー

OCW-S3400

ケースやバンドの素材はチタン。チタンカーバイト処理で硬度をアップ、ケースやベゼルの一部には、高級時計の研磨技術であるザラツ研磨で美しいミラー面を創出した。裏ぶたはより硬度の高い64チタン製で、ケースが薄くても十分な強度を確保できる。

フェイスもワイド化。大きくエッジのシャープなインデックスは、表面にスパッタリング処理を施して美しさと視認性を向上。カシオ独自の遮光分散型ソーラーセルにより受光効率を上げることで、漆黒のダイヤルと見事なコントラストを実現している。OCEANUSのアイデンティティである「オシアナスブルー」も美しい。

【左】ケースとバンドにDLC処理を施した「OCW-S3400B」(21万円)。【右】インデックスのシャープな立体感に注目

【左】XIIのインデックスが中心から外側に向かって立ち上がっている。【右】視認性の高さがわかる

そのほか、最新のMT-G「MTG-G1000D」にも搭載されたデュアルコイルモーターをワールドタイムのインダイヤルに採用。表情のある回転動作を楽しめるとともに、電子式りゅうずの直観的な操作性と合わせて快適な時刻設定が可能だ。価格は18万円で、10月発売予定。詳しくは別記事『カシオ、ワールドタイム機能が使いやすくなった最上級「OCEANUS Manta」』を参照いただきたい。

【左】ダイヤルの仕上げの美しさは、ソーラーセルの存在を感じさせない。【右】精緻なプリント文字や、都市コードリングのブルーの輝きも美しい

【左】ケース厚は、わずか10.7mm! 【右】大きなフェイスからケース、バンドへのラインの美しさもMantaの見どころ

【左】世界限定500本の「Manta Limited Edition」。ネイビーブルーIPベゼルやゴールドのインデックス、針軸やりゅうずにあしらわれた再結晶ブルーサファイアがスペシャル感を演出する。22万5,000円で11月発売。【右】薄いブルーの白蝶貝文字盤も用意され、好評の現行Manta「OCW-S3000」