ボディカラーに新色「ローズゴールド」が追加
前述したように、ボディは若干厚くなる可能性があるが、肝心のデザインそのものは現行モデルを踏襲するはずだ。ボディカラーは現行の3色(スペースグレー、シルバー、ゴールド)に加え、Apple Watchで採用された「ローズゴールド」が追加される見込み。Apple Watchでも100万円を超える最上位モデルのEditionでしか使われない色だけに、せめてiPhoneだけでも……と思うのは筆者だけではないはずだ。
メインカメラは1200万画素?
iPhone 5以降、背面のメインカメラ(iPhoneではiSightカメラと呼ぶ)は800万画素のまま3世代経過していた。新iPhoneではついに画素数が1000万画素を超え、1200万画素程度になると言われている。これに合わせて動画の撮影機能も、現行の1080pから4K動画が撮影可能になるだろう。前述したメモリの増量も、4K動画によって飛躍的に増えるデータ処理を見越してのこととなるわけだ。
フロントカメラ(iPhoneではFaceTimeカメラと呼ぶ)も現在の約200万画素から500万画素前後に画素数が上がる見込み。ブームであるセルフィー(自撮り)時の画質もさらに向上する。一説では撮影時に画面を真っ白にして、白い光をフラッシュ代わりに顔を照らしてきれいに写す擬似フラッシュ機能が搭載されるという。
通信規格は300Mbps対応へ
LTE通信はLTE Advanced対応(Cat.6)がほぼ確実だろう。日本では帯域の関係で225Mbps止まりだが、将来的に拡張も予定されており、無線LAN並みの超高速通信が可能になる。現行機種はドコモ、au、ソフトバンクの3社のチャンネルすべてに対応しているものの、1.5GHz帯(チャネル11と21)だけはサポート外となっている。世界でも日本でしか使っていないこの特殊な帯域をサポートしてくるかは興味深い。
Wi-Fiは引き続きIEEE 802.11ac対応だが、ボディの変更がないため、通信速度は433Mbps止まりのままだろう。この辺りは2x2 MIMOを採用しているハイエンドのAndroid端末が羨ましい。