通信面やそのほかの機能をチェック
機種名 | Xperia Z5 | Xperia Z4 | Xperia Z3 |
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LTE対応カテゴリ | Cat.6(受信時最大300Mbps) | Cat.6(受信時最大300Mbps) | Cat.4(受信時最大150Mbps) |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac、MIMO | IEEE802.11a/b/g/n/ac、MIMO | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.1 | 4.1 | 4.0 |
LDAC | ○ | ○ | - |
指紋認証 | ○ | - | - |
通信関連機能に関しては、Z5はZ4と変わっていない。これはプロセッサの通信機能が変わっていないためだ。
これに対して、Z3はやや世代が古く、モバイル通信に関してはCat.4で、ダウンロード最大速度は150Mbpsにとどまっている。これに対してZ4とZ5はCat.6に対応し、最高通信速度は300Mbpになる。もっともキャリアが対応しなければ意味がないので、最大220Mbps程度で使われることになるだろう。
無線LANに関してはZ3、Z4、Z5で変わりはなく、IEEE802.11a/b/g/n/acに対応する。ただし、Z4からはMIMOに対応。MIMOは複数のアンテナで通信を行う機能であり、より高速に安定した通信をすることができる。
Bluetoohに関しては、Z5、Z4が4.1だが、Z3は4.0だった。この4.1ではBluetooth接続しているデバイスがスマホ経由でインターネットに接続することができるので、スマホをハブにして、Bluetoothデバイスがダイレクトにネット接続できるようになる。いわゆるIoTデバイスの普及に役立ちそうだ。
そして、Z4以降はLDACに対応し、LDAC対応機器との組み合わせで、Bluetoothでハイレゾオーディオを転送できるようになった。
また、Z5では電源ボタン部分に指紋センサーを搭載し、セキュリティ性も高めた。このあたりはiPhoneに対抗したのだろうか。
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Z3からZ5までの進化を見ると、やはり、カメラ機能やオーディオ関連で進化していることがわかる。特にZ5では、世界最速レベルのオートフォーカスなど、Z4から大きく進化した。また、これまでにはなかった指紋認証機能など、フラグシップモデルとして相応しい進化をしていると言えるだろう。