実際に美容院で試してもらった

筆者が5年くらい通いつめている美容院にて、そんなスカルプドライヤーの話をしていたところ、ベテラン美容師のKさんが食いついてきた。Kさんの働く美容院には、男女問わず、さまざまな年齢層のお客さんがやってくる。

Kさんは、頭頂部やおでこまわりが気になりだした30~40代男性という、まさにスカルプドライヤーのメインターゲットとなるお客さんも数多く担当していた。彼らの悩みに応えるべく、Kさんは育毛剤やマッサージなどを研究中だそうで、今回もその一環として、スカルプドライヤーを試してみたいとのこと。「何人かのお客さんにも、その場で使ってみてもらうね」と約束してくれた。

スカルプHOTモードでは遠赤外線微風を吹き出すためか赤い

スカルプヘッド(大)はやわらかいながら弾力がある素材でできている

頭皮ケアをサポート

実際にお客さんに使ってみてもらった。写真ではKさんがスカルプドライヤーを持っているが、お客さんにも持ってもらったという

スカルプドライヤーを預けて数カ月経ち、自らの髪を切ってもらうべく筆者はKさんのもとへ。5名ほどのお客さんに試してもらったという。Kさんいわく、試した全員が声を揃えて「気持ち良い!」と言ってくれたそうだ。特にスカルプHOTモードが人気だったらしい。人気だったのはスカルプHOTだが、Kさんによれば「スカルプCOOLでクールダウンできるのがいいよね」とのことだ。

スカルプドライヤーには、頭皮にしっかりとヘッドを当てられるよう「サイドグリップ」なるハンドルがある。ここをガシっとつかんで頭へ当てるのは、ちょっとしんどいとの声も聞かれたそうだ。スカルプドライヤーの重量は630g。頭に重さを掛けられる頭頂部はラクできるが、それ以外は確かに腕を上げっぱなしにするのがキツイかもしれない。この問題は軽量化、もしくは重心バランスを見直すなどの工夫で改善されるかもしれないので、次モデルに期待したいところだ。

サイドグリップをがっしりつかんで使用する。筆者も持ってみたが(写真右)、確かに長時間この姿勢はツライかも

ちなみに、Kさんが今まで研究した結果だと、「頭皮マッサージなどによって新陳代謝アップを狙う」「頭皮の余計な皮脂を取り除く」「毛根へ働きかけるトリートメントや薬剤を使う」、この3つが頭皮ケアにとって重要だそうだ。

スカルプドライヤーはこの3つをサポートするツールだといえよう。スカルプHOTは汚れをオフしつつ頭皮マッサージをしてくれるし、スカルプCOOLはトリートメントや薬剤の浸透を助けてくれる。そういった意味で、美容師のKさんも「長期的に使えば頭皮の環境が整いそう」語っていた。

Kさんが発見したスカルプドライヤーの新しい使い方。肩こりにも効果的かも?