カメラやバッテリを比較
機種名 | Galaxy S6 edge | Galaxy S6 edge+ |
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バッテリー容量 | 2,600mAh | 3,000mAh |
メインカメラ | 約1,600万画素 | 約1,600万画素 |
インカメラ | 約500万画素 | 約500万画素 |
edge+のカメラ機能はメインカメラが16メガ、インカメラ5メガでF1.9、そして、メインカメラに光学手ブレを搭載しているという面では同じ。
バッテリに関しては、edge+はバッテリ容量は3,000mAhで、WPCとPMAのワイヤレス充電に対応する。これに対して、edgeのバッテリ容量は2,550mAh。そして、2つのワイヤレス充電規格に対応するのも変わらない。
WPCというのは日本でお馴染みの「Qi(チー)」規格。これに対して、PMAはWiPower(ワイパワー)という規格。WiPowerはQiよりもやや離れた場所からでもチャージできるのが特徴だ。
Qiが現実的には接触するほど接近しないと充電できないのに対して、WiPowerはやや距離的に寛容なので、それによるメリットがある。たとえばテーブルの上に充電器を装着すれば、テーブルの上で充電器よりも離れた場所に置いても充電することができるというわけだ。そのため、WiPowerはQiよりも導入が楽になる。
この両方に対応しているのがedgeおよびedge+の利点だ。
現在、日本ではQiがある程度、普及しているので、このインフラが利用できるし、今後、普及する可能性があるWiPowerにも対応しているというわけだ。
edge+で何を目指すか?
edgeに対して、edge+ではディスプレイを大型化し、明らかに異なるセグメントを目指す製品なのだろう。CPUこそ同じだが、大容量メモリを搭載し、より上位の通信規格にも対応するなど、快適性が高まり、明らかな進化をしている。iPhone 6に対するiPhone 6 plusのようなマーケティングに成功すれば、edge+はedgeと同等程度以上の数を販売でき、売上を伸ばすことができるだろう。
こうした2ラインでの展開はiPhone 6によって始まった流れなわけだが、この1つの製品でディスプレイサイズを変えて2つのセグメントに投入するということを、今後、多くのメーカーが行うようになるのかもしれない。これは別々のセグメントに異なる製品をマーケティングするよりは楽なので、効率的なビジネスといえる。