iPhoneの弱点

スマホは初代iPhoneの登場から、そのフォルムにあまり変化がない。ディスプレイサイズが拡大している程度だ。フラットボディでそのままディスプレイが大きくなっていっている。そうしたこともあってか、小さなサイズのタブレットの売上げが落ちているという。

最新の「iPhone 6 Plus」。ディスプレイサイズは5.5インチで、初代iPhoneから2インチもサイズアップした

これはある意味、サイズでしかスマホ、タブレットのデザイン的な違いが出せていないということで、まだまだ、そのデバイスがその用途に対するチューニングが未熟であることを意味しているのではないだろうか?

また、これはスマホがまったくのコンピュータであることも関係しているのかも知れない。そのため、OSの進化によって、ユーザーインターフェースが変化したり、アプリで新しい可能性を開くというソフト的な面で進化をしてきたわけだ。

僕がiPhone、そして、現在の多くのスマホの弱点として考えるのは、そのフラットボディだ。ディスプレイ面積が大きく、片面がほぼディスプレイなほとんどのスマホは落とせば高い確率でディスプレイが破損してしまう。

これに対して、ガラケーはフォルムでさまざまな進化をした。ガラケーといえば、2つ折れボディだが、最盛期にはストレート型から、スライド型まで存在したが、最終的に2つ折れ形状が生き残った。

2つ折れボディはディスプレイを常時、カバーでき、損傷を防ぐという面で優れている。使っているうちに誰しも落とすので、この形状が生き残ったのも納得がいく。進化が産んだフォルムなわけだ。