実際に「VAIO Pro 13 | mk2」を外出先で使ってみると、薄型で確かに持ち運びやすい。だがそれよりも、液晶ディスプレイとキーボードの使い勝手のよさがポイントだった。
液晶ディスプレイは非常に明るく、屋外や照明の強い屋内など明るい場所でも表示内容を問題なく視認できた。今回試用したタッチ非対応モデルには液晶パネルの表面に低反射コートが施されており、その効果によって外出先でも光の映り込みもかなり抑えられている。
ちなみにタッチ対応機では液晶パネルが光沢ありのグレア仕上げになるほか、本体サイズがW322×D217.1×H14.3~18.9mmとやや大きくなり、さらに重量も約1.16kgとわずかに重くなる。
キーボードについては、キーピッチが19mmと十分な大きさが確保されているという点もポイントだが、静音性に優れている点も魅力だった。たとえば屋内のカフェや図書館など静かな場所では、キーボードの「カチャカチャ」という音が気になって作業に集中できないことがある。自分は気にならなくても、周りの人にうるさく聞こえないよう気を配る人も多いのではないだろうか。
だが「VAIO Pro 13 | mk2」のキーボードは静音性の高いキーボードを採用しており、タイプ時の耳障りな音が聞こえない。あえて表現するなら「カチャカチャ」ではなく、「タタタ」という控えめな音だ。またキーのスイッチ部分にブレがなく、安定したタイプ感で作業できる。静かな場所でもタイプ時のノイズを気にすることなく、作業に集中できそうだ。気になる点があるとすれば、クリックボタンが若干固めだったところだろうか。確実な入力ができる反面、「カチリ」という入力音が気になる人もいるかもしれない。