スペックはどうなる? 何が変わる?
iGenによれば新型iPod touchのプロセッサは64ビットになるということで、少なくともA7以降の世代のものが選択される。これは世代でいうとiPhone 5S、iPad Air、iPad mini 3にあたるが、おそらくAppleは旧OSのサポート終了を「64ビット対応」で揃えてくるのではないかと予想する。そのため、iPhone 5以前のユーザーはそう遠くないタイミングでiOSアップデート対象から外れる可能性があることを認識しておいてもいいかもしれない。
なお、新型iPod touchのRetina対応や画面サイズなど、プロセッサ更新以外の情報はiGenでは示されていない。iPod nanoとshuffleについては基本的にカラーバリエーションの追加のみで、ゴールド、エレクトリックブルー、フクシア(赤紫)のほか、旧カラーのブラック、ピンク、グレイなどが用意されるという。ゴールドモデルというのは、いかにも最近のAppleらしいバリエーションだ。
このiPodのカラーバリエーションはiTunes 12.2のプロモーション画像ですでに登場していたことで噂になっており、そのリリース予定日である7月14日という日付も、もともとはプロモーション画像の中で出てきたものだ。そのため、iGenの噂の信憑性をさらに高める形になっている。
Appleは同社会計年度で2014年度までiPodの販売台数と売上を別集計として報告していたが、2015年度からは「その他製品」のカテゴリで一緒くたにまとめ、詳細な数字を出していない。現在のAppleの業績におけるiPodビジネスの貢献度は非常に微々たるものだが、それでも製品カテゴリを殺さずにユーザーに新製品を提供し続けるというのは、それだけAppleが音楽や既存ユーザーを大事にしているということの証左なのかもしれない。