スペックを再度読み直す
表の見方がわかったところで、冒頭に挙げた例に照らしてみよう。
上がLTE、下が3Gのバンド。赤く色が付いているバンドがそれぞれの端末がサポートしているバンドになる
いずれもバンド1およびバンド3、さらにソフトバンクのバンド8とドコモのバンド19に対応しており、どちらのキャリアでもプラチナバンドでの通信が可能。3Gもほぼ同様で、今回紹介した3モデルは全国どこでもそれなりの接続性が得られそうだ。
なお、auもバンド1をサポートしているので最低でもLTEで使えそうに見えるが、実はauのバンド1はPHSの回線と帯域が隣接しており、PHS回線を保護する条件で技適(技術基準的合証明)を受けた端末でないと利用できない。
現在SIMフリーでau回線向けにPHS回線を保護する条件で技適を受けているのはiPhoneだけなので、それ以外のSIMフリー端末でバンド1を頼りにau回線(およびそれを使ったMVNO)で使うのは電波法違法になる。そう考えるとSIMフリー端末は実質ドコモ回線専用だということに注意しよう。
(記事提供: マイナビニュース携帯チャンネル)