今後のキャリアの課題
キャリア側では、表示の高速化などが実現できるユーザーへのサービスとしての位置づけており、ドコモとKDDIは局所的かつ一時的な対応のため、実際にメリットを享受できるシーンもあるだろう。ただ、その目的からすると選択権はユーザーにあり、必要なユーザーが明示的に機能をオンにするオプトインの方式の方が問題が少なかったように思われる。
ドコモは、ユーザーの選択という意味で店頭や電話だけでなくWebサイトからの機能オフにも対応しており、それをそのまま活用すれば、簡単にオプトインの仕組みは作れるはず。電話でのオフのみに対応するKDDIは、せめてWebサイトからのオン・オフに対応して欲しいところだ。
ソフトバンクは、ガイドラインとの整合性を含めて改めて状況を明確にする必要があるだろう。3日間1GBといった帯域制限と併用してまで提供する必要があるのかどうかといった点も検討が必要だろう。
(記事提供: マイナビニュース携帯チャンネル)