テザリングができるのも魅力

ロック画面はWindows 8.Xと同じく各アプリケーションによる通知アイコンを選択できるが、異なるのは背景画像としてアプリケーションを指定できる点。例えば「Bing」であれば日替わり映像、「天気」であれば指定地域の天気予報を画像付けで描く。

「ヘルスケア」および「Facebook」の動作は確認できなかったが、いずれもアプリケーションから取得した画像や情報を映し出すものと思われる。

ロック画面に関する設定。写真だけでなく「Bing」や「ヘルスケア」、「天気」や「Facebook」を指定できる

こちらは「天気」をロック画面に指定した状態。指定地域の天気を表示できる

Windows Phone 8.1はデバイスをアクセスポイントとして、インターネット接続を他のデバイスと共有するテザリング機能を備えているのも大きなアドバンテージだ。既にSIMフリーのスマートフォンをお使いの場合、MADOSMA Q501にnano-SIMカードを取り付けて、余ったスマートフォンをテザリングでつないで使用するといった選択肢もあるだろう。

MADOSMA Q501のWindows Phoneでテザリングを有効にする。共有名やパスワードは手動変更も可能だ

iPhone 6でWi-Fiアクセスポイントを検索している状態。ご覧のとおりMADOSMA Q501を検出している

このほかにも不要な機能とバックグラウンドタスクを自動的に無効化し、プッシュ通知の送信頻度を低下させるバッテリーセーバー機能やカメラの撮影機能など、スマートフォンが必要とする基本的な機能はすべて備えている。

残量が20パーセント未満もしくは常時使用できるバッテリーセーバー機能。バッテリーパックの所有を強制されているユーザーには嬉しい機能となる

標準アプリの「カメラ」でMADOSMAのケースを撮影中。カメラ機能はオートフォーカスやLEDフラッシュ付きの800万画素だ(前面カメラは200万画素)