iPhoneやAndroidデバイスと比べると、長く後塵(こうじん)を拝していたWindows Phoneに、やっと日の目を見る時がやってきた。既報のとおり「MADOSMA Q501」は、BTO PCメーカーで有名なマウスコンピューターが2015年6月18日にリリースした、現時点で購入できる国内唯一のWindows Phoneデバイスである。今回はMADOSMA Q501を試す機会を得たので、その使用感をご報告しよう。
SIMカード類の取り付けは想像以上に簡単
MADOSMA Q501のハードウェアスペックなどは公式サイトを参照して頂くと分かるように、Snapdragon 410(MSM8916)と1GBメモリを搭載したミドルレンジスマートフォンである。
そもそもWindows Phone 8.1は2014年7月にリリースしたOSのため、システム要件的には問題ないが、Wi-FiがIEEE 802.11b/g/nなのは少々寂しい。既に802.11acが普及しつつある状況だからだ。
MADOSMA Q501のハードウェアスペックは、マウスコンピューターが発表会で説明したように「誰もが興味を持ちながらも、Windows Phone 8.1が快適に動作するハードウェア構成のバランス」を取った結果なのだろう。
まずはケースを開封すると、本体やmicroSDカード、バッテリーパックに加えてmicroUSBケーブルやクイックスタートガイドが現れる。なお、MADOSMA Q501はUSBケーブル経由で充電するため、ACアダプターなどは存在しない。
使用するには背面のケースを取り外し、付属のmicroSDカードやMVNOなどのSIMカード、バッテリーを取り付ける手順を踏まなければならない。初めて体験する方はためらうかもしれないが、付属のクイックスタートガイドには詳しい手順が記載されている。こちらを見ながら設置すれば難なくセットアップできるはずだ。