シャープ「プラズマクラスター乾燥機 DI-DD1S」
シャープの「プラズマクラスター乾燥機 DI-DD1S」は、ホースに「ワイド送風アタッチメント」を取り付けて布団に差し入れるだけの「お手軽乾燥」と、乾燥マットで全体を乾燥させる「しっかり乾燥」の2通りで使える。温風とともに、高濃度プラズマクラスターイオンを放出し、脱臭ができるのも特徴だ。
本体は縦長でスリム、かつ凹凸のないスッキリしたデザイン。伸縮するホースと、アタッチメントは本体に収まり、見た目と収納性が秀逸だ。必要に応じて乾燥マットでしっかりダニ予防や布団乾燥をさせたいが、ふだん使いでは手軽さを求める人に向いている。
日立コンシューマ・マーケティング「アッとドライ HFK-VH500」
日立コンシューマ・マーケティングの「アッとドライ HFK-VH500」は、ホースに「ふとん乾燥アタッチメント」を取り付け、13カ所の吹き出し口から上下左右前後に温風を吹き出す「3Dブロー方式」を採用。これにより、マットレス不使用ながら、すばやく均一に温風を行き渡らせることが可能だ。
短時間で温風を行き渡らせて乾燥でき、羊毛ふとん(シングル)で冬コースの場合、1回あたりの電気代は約11.6円(※)。さらに、消費電力量を約20%低減できる「節電コース」では、羊毛ふとん(シングル)の場合、1回あたりの電気代は約9.2円(※)。衣類乾燥カバーも同梱し、付属品はすべて本体内に収まるよう設計されている。
※新電力料金目安27円/kWh(税込)にて計算(日立コンシューマ・マーケティング調べ)。
アイリスオーヤマ「カラリエ FK-C1」
アイリスオーヤマの「カラリエ FK-C1」は、幅16×高さ36×奥行12.5cmとB4サイズに収まるコンパクトさと、重量1.7kgの軽さが最大の特徴だ。布団の上に本体を倒した状態でセットする。コンパクトなため、出し入れやセットが簡単でさっと使える点が魅力。部屋が狭い場合や、収納スペースに余裕がない家でも導入しやすい。コードを本体内に収められるのも秀逸だ。
「布団乾燥機→布団クリーナー」の順番がオススメ
前ページで述べたとおり、布団ケアにおいてはハウスダストの発生源を断つことがまずは重要となる。その意味で、布団ケア家電のうちプライオリティが高いのは今回紹介した布団乾燥機だと筆者は考えている。布団乾燥機でダニを死滅させた次の段階で、死がいやフンをクリーナーで徹底的に取り除く、というのが流れとしては正統派だといえよう。
極論をいえば、布団クリーナーは通常の掃除機でも代用できる。100円ショップなどを訪れれば、布団掃除用のパーツも手に入り、使い勝手はいくらか改善される。しかし、寝具に特化して開発された布団クリーナーは、利便性や効率を考えてもやはりあると便利だ。予算や自宅の布団事情に応じて導入を検討してみてほしい。