レノボ・ジャパンが軽量のモバイルノートPCとして展開している「ThinkPad X」シリーズに新モデル「ThinkPad X250」が加わった。CPUにBroadwellこと最新の第5世代Intel Coreプロセッサを採用する。打ちやすいキーボードや180度天板が開くヒンジに加え、タッチパッドが従来の一体型からボタン分離型に変更されるなど、細部まで使いやすさを追求している。早速、試用レポートをお届けする。
■主な仕様 [製品名] ThinkPad X250(20CMA000JP) [CPU] Intel Core i7-5600U (2.60GHz) [メモリ] PC3L-12800 8GB [グラフィックス] Intel HD Graphics 5500(CPU内蔵) [ストレージ] 500GB SATA HDD [光学ドライブ] なし [ディスプレイ] タッチ対応12.5型ワイドフルHD液晶(1,920×1,080ドット) [OS] Windows 8.1 Pro Update 64bit [サイズ/重量] W305.5×D208.8×H21.5mm/約1.49kg [直販価格] 税別215,000円
落ち着いたデザインと豊富なインタフェース
全体がマットブラックに塗装された、ThinkPad伝統のシンプルなデザインは、派手さがなく、ビジネスでの利用にマッチしている。ThinkPad X1 Carbonでは、薄さが強調されるくさび形のデザインを採用するが、ThinkPad X250ではまだかつてのThinkPadの面影を残している。
インタフェースは、右側面にスリープ時の充電に対応するUSB 3.0が1基、SDカードスロット、ギガビットイーサ、サウンド入出力を搭載、左側面にはUSB 3.0が1基、ディスプレイ出力としてD-SubとMini DisplayPortが用意されている。
右側面にスリープ時の充電に対応するUSB 3.0×1、SDカードスロット、有線LAN、サウンド入出力を用意 |
左側面にはUSB 3.0が1基、D-SubとMini DisplayPortの外部ディスプレイ出力を搭載 |
Mini DisplayPortは、最大3,840×2,160ドットまで出力が可能なので、4K解像度のディスプレイと組み合わせて使用も可能だ。なお、D-Subによる出力は最大1,920×1,080ドットとなる。
このほか、キーボード部分に指紋認証、ディスプレイの上部にはHD対応のWebカメラが搭載されている。ワイヤレス関係はIEEE 802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0をサポートする。