長時間のバッテリー駆動を実現

CPU以外のスペックもチェックしていこう。SSDはM.2接続タイプが採用されており、デバイスマネージャーで確認したところ、Samsung製のPM851(256GB)が搭載されていた。これは、高速なPCI Express接続ではなく、Serial ATA接続のタイプではあるが、公称では読み込みは最大540MB/秒、書き込みは最大265MB/秒と十分に高速だ。実際に「CrystalDiskMark 3.0.3」でベンチマークを実行したが、スペックに見合う数値を出している。ランダムの読み書き速度にも優れており、実際の操作におけるレスポンスも良好だ。

CrystalDiskMark 3.0.3の結果

また、消費電力の低いCPUやディスプレイを採用していることもあり、公称で最大15時間のバッテリー駆動を実現しているのも大きな魅力となっている。バッテリーは4セルで本体に内蔵されており、取り外すことはできない。別売りオプションの「Dell Power Companion」(13,407円)を接続すれば、最長22時間のバッテリ駆動が可能となっている。ちなみに、ACアダプタ(45W)も非常にコンパクトなので、一緒に持ち運んでも苦にはならない。

本体の底面。バッテリーは内蔵型となっているため、スッキリとしている

ACアダプタは非常にコンパクト。出力は45Wとなっている

使いやすいキーボード

次は使い勝手をチェックしよう。キーピッチやキーストロークの試用は公開されていないが、コンパクトな本体ながら、キーピッチは十分に広く、ほとんどのキーは正方形なので、スムーズに入力を行える。剛性も十分に高かった。ただ、[Enter]キーが小さい点にはちょっと慣れが必要かもしれない。タッチパッドは高さ60mm×幅105mmと大きめで、タッチ操作もしやすくなっている。

また、ファンクションキーは通常だと「F10」キーでキーボードのバックライトが点灯、「F8」キーで外部ディスプレイ出力との切り換えといった各種機能が割り当てられており、通常のファンクションキーとして使うには「Fn」キーとの組み合わせが必要だ。ただし、「Fn」キーと「ESC」キーを同時に押すことで、「Fn」キーがロック状態となり、通常のファンクションキーとして使えるようになる。

十分なキーピッチが確保され入力しやすいキーボード

[Enter]や[]など一部のキーは小さくなっている