55kgの人を持ち上げる430Wの吸込仕事率

前ページで紹介したヘッドだけでなく、モーターと集じん部「パワーブーストサイクロン」などの改良によって、吸込仕事率も430Wにパワーアップ。従来機と比較して10Wもアップした。

430Wの強力な吸込仕事率を実証するべく、体重55kgの男性を掃除機の吸引力で持ち上げるデモが行われた。従来モデルの「XV-PE9」(吸込仕事率200W)使用時は、足を上げてぶら下がることでやっと宙に浮くだけだったが、CV-SC700使用時は、スイッチを入れてから数秒で男性の体がグンっと持ち上がった。

モーターの効率化と集じん部の改良で、CV-SC700は吸込仕事率430Wまで強力にパワーアップ

吸込仕事率200WのXV-PE9だと、55kgの男性は持ち上がらない

一方、CV-SC700で実験したところ、数秒で男性が勢いよく空中に浮き上がる結果に

使いやすさももちろん健在

使いやすさを追求したさまざまな独自機能は継承している。ヘッドを踏んでパイプの長さを調整できる「サッとズームパイプ」や、パワフル自走、小回りの利く「クルっとヘッド」、ベッドの下など狭い所でも床にフィットする「ペタリンコ構造」、ボタン1つでダストカップのゴミを捨てられる「ごみダッシュ」などを引き続き採用。また、高い場所の掃除に役立つ「ワイド曲が~るロング吸口」も付属する。

ヘッドを踏んでパイプの長さを変更できる「サッとズームパイプ」

ベッド下などの掃除で役立つ「ペタリンコ構造」

ボタン1つで、手を汚さずにゴミを捨てられる「ごみダッシュ」

高い場所もラクに掃除できる付属品「ワイド曲が~るロング吸口」

排気キレイ&軽い紙パック式掃除機も

発表会後半には、紙パック式掃除機「かるパック」のプレミアムモデル「CV-PC500」についても説明があった。発売は9月中旬だ。CV-PC500は従来機より35%軽量化したほか、CV-SC700にも搭載されているジェット吸引 スマートヘッドに対応。さらに、排気構造を見直して紙パック特有の「排気のニオイ」を解消したとする。

紙パック式掃除機のプレミアムモデル「CV-PC500」も発表された

従来モデルと比較して、35%の軽量化に成功

排気がキレイなのもCV-PC500の特徴。従来機種「CV-PA9」に煙を吸わせたところ、排気口などから白い煙がもれ出ていたが、CV-PC500で煙を吸うと白い煙は見えなかった

高性能小型ファンモーターの力により、吸込仕事率も向上(現段階では詳細な数字は未定)。CV-PC500も55kgの男性をみごとに持ち上げた