Broadwell版Xeonがデビュー!

デスクトップ向けの第5世代Coreプロセッサ「Broadwell」がまもなく発売される見込みであるが、それに先駆ける形で、サーバー向けの「Xeon E3-1285 v4」の入荷が始まった。14nmプロセスが採用され、内蔵GPUが「Iris Pro Graphics P6300」に強化されたモデル。BUY MORE秋葉原本店に入荷したのはバルク版で、同ショップでの価格は76,380円。

Broadwell版Xeonがついに発売。まずは「E3-1285 v4」が入荷

発売されたのはバルク版。sSpecナンバーは「SR2CX」だった

Broadwell世代としては初のXeonプロセッサ。パッケージは従来と同じLGA1150。CPUは4コア/8スレッドで、コアクロックは定格3.5GHz/ターボ時3.8GHz、TDPは95Wというスペックになる。

複数ショップでデスクトップ向けBroadwellの予約も開始されている

初のBraswell搭載マザーボード

ASRockからは、Braswell世代の「Celeron N3150」「同 N3050」をオンボード搭載するマザーボードが登場、発売となっている。BraswellはBayTrail後継の最新型SoC。14nmプロセスが採用されており、省電力性がさらに向上している。発売が確認できたのはマイクロATXとMini-ITXの製品が2種類ずつで、価格は9,000円~11,000円前後。

Braswellをオンボード搭載するマザーボードが発売に

Celeron N3150は4コアの製品で、コアクロックは定格1.6GHz/バースト時2.08GHz、TDPはわずか6Wだ。下位モデルのN3050は2コアとなり、コアクロックは1.6GHz/2.16GHz、TDPはこちらも6W。もちろんマザーボードは4モデルともファンレスだ。今回はCeleronブランドのSoCであるが、上位モデルとして「Pentium N3700」も用意されている。

Mini-ITXモデルは「N3150B-ITX」と「N3050B-ITX」の2種類。メモリソケットはDDR3/DDR3L-1600 SO-DIMM×2、拡張スロットはPCI Express x1という構成で、バックパネルに、パラレルポートとシリアルポートを備えている点が特徴的だ。また「B」無しの「N3150-ITX」もラインナップされており、こちらは6月26日の発売予定。

ASRockのMini-ITXマザー「N3150B-ITX」。価格は11,000円前後だ

型番に「B」が付くモデルはレガシーポートを搭載している

こちらは「N3150-ITX」。ドスパラパーツ館での予価は12,312円

バックパネルは一般的。USB3.0×4ポートにDisplayPortも備える

マイクロATXモデルは「N3150M」と「N3050M」となる。メモリソケットはDDR3/DDR3L-1600 DIMM×2、拡張スロットはPCI Express x1/x16/x1と、こちらの構成は一般的だ。なお4モデルとも、Windows 10を正式サポートするが、従来のWindows 8.1/7も含め、対応するのは64ビット版のみという点には注意して欲しい。

マイクロATXの「N3050M」(9,000円前後)。SATAは2ポートのみ

バックパネルは、HDMI、DVI、VGA、USB3.0×2、LAN、PS/2など