キーボードをセットするとノートPCなみのサイズ&重量に
付属のワイヤレスキーボードは87キー構成で、標準的な日本語配列を採用している。キーピッチは19mmで特に変則的なサイズのキーもなく、使い始めから違和感なく入力できるだろう。強いて言うなら、カーソルキーがもう少し大きいとありがたかった。キーストロークは約1.35mmと、そこそこの深さが確保されており、快適に入力できた。
本体との無線接続には、RF方式を採用している。本体から離してデスクトップPCのように使うこともできるが、「VAIO Z Canvas」のコンセプトから考えて、本体の脇に置くのもアリだ。片方の手ではペンで入力し、もう片方の手でショートカットキーを使うというスタイルで利用できる。
付属キーボードは、液晶ディスプレイを保護するカバーにもなる。キーボードのキー面を液晶ディスプレイ面に載せると、磁石の力でピッタリとくっつく仕組みだ。それほど強い磁力ではないため手で簡単に取り外せるが、バッグの中で外れることがない程度にはしっかりとくっついている。
本体にキーボードをセットすると全体の高さは18mmとなり、重量も1.55kgに増える。携帯性の面で若干不利にはなるが、少しでも軽くしたいときは、あえてキーボードを持ち歩かないという選択肢もある。