このまま逃げ切ろうと考えていましたが、読者さんのツッコミが聞こえてきました。
「ばかやろう」と。
「わざわざ『最終面接』なんてグーグルで検索しているのは明日が選考だからだよ」、と。
「いや、知りたいのはいまどうするかだよ!」とディスプレイに唾するアナタへ
そんな方のために、3点のポイントを授けます。
即効性があるので「1時間後に始まっちゃうよォッ」という方の役にも立つはずです。
(1)自分が現時点で企業側にどこを評価されているか想像する
最終面接までにいくつか選考を経ていますから、何かしらか評価されています。
そこを把握してください。
企業側はフィードバックをくれないことが多いので、自分で想像しなければなりません。
自分の評価点を、基本的なスタンスとして言動に組み込み、絶対に面接中に欠かさないでください。
内定直前になると守りに入って小さくまとまる人がいますが、完全に魅力を損ないます。 「平凡な人」よりも「少々足りない部分があっても特長がある人」のほうが基本的には評価されます。新卒一括採用なんて「素養」を見て採用する風習ですから当然です。
(2)【自分の欠点を意識しておく】
逆に欠点を振り返っておくことも重要です。
人事権のある人間は、かなりの人数(就活生を含めて)と接点を持ってきているので、そこそこには人を見る目があります(ていうか本人がそう思っています)。
ですから、例えばエントリーシートをパッと見て、こちらの「痛いところ」を突いてくることがあります。
筆者の経験でいえば「英語はできないの?」でした。
当時、まだ方法論を確立できていなかったため、事業内容などを理解していれば想定できていた質問ですが、詳細は割愛しますが、面接官の意図を汲み切れませんでした。
つまり、「自分の欠点を補てんする問答」を想定しておいてください。
自分が一番、よくわかるはずです。
(3)イレギュラーな質問を覚悟しておく
上記していますが、誰も止める人がいないため、好き放題に質問をかましてきます。
事前にその可能性があると知っているだけで、本番で受ける衝撃はだいぶマシです。
動じないだけで、一定の評価が与えられる
と思ってください。就活生なんてテンパっている人ばかりと、相手も思っています。
堂々と
そもそも最終面接まで行けば、企業側に求められることの全項目において最低限は満たしています。
つまり、誰しもに内定の可能性があります。
堂々と、乗り込んでいってください。それが一番です。
※画像は本文とは関係ありません
武野光
平成2年生まれ。「TOEIC未受験」「サークル未所属」「友達の数が片手未満」といった状況から就職活動に挑み、その体験から得た教訓をつづったブログ『無能の就活。』が大きな反響に。現在はサラリーマンと兼業で作家活動を行う。著書に『凡人内定戦略』『凡人面接戦略』(中経出版)、『就活あるある ~内定する人しない人~』(主婦と生活社)など。マイナビ2016でも、マンガ『キミ! さいよー』(石原まこちん/小学館)内で、一言コラム平成ベビーの就活用語辞典掲載