筆者は就活をテリトリーに活動を始めて4年になろうとしていまして、ここまで来ると「就活生の考えることって毎年、変わらんね」という感想を抱いています。
毎年、最も多く受ける質問の一つが
「近々、最終面接があります。不安です……。ポイントを教えてください!」
です。
教えてしんぜましょう。筆者が研鑽を重ね、積み上げた経験則を……ッ。
■ない
読者にブチギレられそうですが、ないのです。
この「最終面接」についてご高説をくださるコンサルタントさんもいますが、むしろ何を考えているのか筆者には分かりません。
しかし、ここで終わるとマイナビニュース編集部さんのローリングソバットが筆者のみぞおちに炸裂してしまいますから、ちゃんと解説します。
つまりは
最終面接だから特別な要点があるかといえば、そんなことはない
と言いたいのです。
最終面接も根本的には「ふつうの面接」と変わらない
拙作でも解説していますが、そもそも面接という選考形態自体が「何でもアリ」であり、細部でのポイントはあっても、大枠で「こうすれば全員一律に内定する方法」なんてものは存在しません。
「人と人が向かい合って一方的に片方がもう片方を評価する」ことが面接なんですから、当然です。
この点は最終面接でも変わることはありません。まずここを理解しておいてください。
最終面接は「何でもアリ」が強まるので、経験則のある人が強い
要するに
最終面接までにどれだけ経験則を積み重ねて「何でもアリ」への対応力を身に着けるか
が問われるわけです。
強いて最終面接のポイントをあげるなら、「何でもアリ」が強まることへの対応です。
それまでは言っても社員、つまり「雇われの身」が面接官ですから、所定の質問があり、突飛な質問は控えめです。
しかし最終面接では、人事部長、取締役、社長など、人事決定権を握っている人間が出てくるため「制限」をかける人物がいません。
実際、筆者も最終面接で「出身地のローカルトーク」「日本のリーダー」「昨今の大学教育」「欲しい年収」など、様々な角度から、面接官の趣味全開の質問を投げかけられました。
だからこそ、
最終面接の時点でにいかに経験則を積むか
が問われるわけですね。
志望度の高くない企業の最終面接ですらも練習です。志望度の高い企業に向けていかに準備するかが、就活のすべてと言っても過言ではありません。