今後はさまざまなレシピを展開していきたい
BALMUDA The Toasterのデザインについて、寺尾氏は「モダンクラシック」という言葉を使って説明した。これまでのバルミューダ製品は、カッチリとした印象で清潔感のあるデザインを採用している。はじめ、BALMUDA The Toasterにもそういったデザインを採用しようとしたのだが、どうしても合わなかった。
そこで、「おいしいモノはどんなところから出てくるだろう?」と考え、思い至ったのは石窯だった。そのため、BALMUDA The Toasterは石窯の「ヨーロピアンでクラシックで重みがある感じ」(寺尾氏)を再現したデザインとなっている。
寺尾氏は、今後の展開についても予告した。シェフや料理研究家などと提携して、BALMUDA The Toasterを使ったレシピをWebページ上で紹介する。BALMUDA The Toasterを使う楽しみや喜びをユーザーに味わってもらうためだ。製品発表と同時に、すでにいくつかのレシピが公開されているが、今後も追加していくとする。
「毎朝食べるパンがもっとおいしくなったら」という考えから誕生したBALMUDA The Toasterだが、これと同様に「毎朝飲むコーヒーがもっと香り高くなったら」「毎日食べるご飯がもっとおいしくなったら」「毎日使うレンジがもっと便利になったら」など、今後登場するかもしれない調理家電についても寺尾氏は言及。いくつかスタートしているプロジェクトもあるそうだ。
毎朝のトーストが楽しみになる味
最後はデモの様子を写真といっしょに紹介しよう。いずれも味わうことができたので、その感想も記す。ちなみに、筆者のイチオシは「チーズトースト」である(「フランスパン」も捨てがたいが)。