握りやすい形状と押しやすいボタン配置を追求したデザイン

Naga Epic Chromaを握って最初に思ったことは、「意外と軽い」であった。約150gの重量は、ワイヤレスマウスとしては別段軽量な部類ではないが、全体の重量バランスのためか、普段使っている約147gのマウスよりも軽く感じるのだ。素早い動きが必要となるゲームプレイにおいては、これはかなり重要だ。

ホイールも含めて合計19個のボタンを備える

そして手にすんなりフィットするボディラインもポイントだ。特に小指の当たる右側面には、グリップ感を高めるラバーがはめ込まれていて、親指と2本の指で軽く挟むだけでマウスをしっかりとホールドできる。

マウスを握ると自然とこのラバー部分に小指が当たる

そして、親指の位置にはLEDを内蔵する12個のボタン「サムグリッド」が配置されている。このボタンのトップは微妙にバラバラな傾斜になっているので、いちいち視認しなくても指先からの情報だけで何番のボタンなのかが識別できる構造だ。細かいところだが、一瞬の判断が死を招くこともあるゲームの世界においては、かなりうれしい作りなのである。

12個のサムグリッド。微妙に凹凸が違うので指だけでボタンが判別できる

ホイールの回転負荷は軽いがクリック感があるので、スクロールが快適に行える。また、このホイールにはLEDが搭載されており、後述する設定アプリで1680万色から自由に選んで好みの色に光らせることが可能。しかも、ただの飾りではなく、バッテリの残量が低下すると点滅し、充電タイミングを知らせてくれるのだ。

ホイールがLEDにより美しく光る。こうしたビジュアルはゲームデバイスには大事だ

ワイヤレスマウスにおいて充電切れは致命的な問題であるだけに、こうした細かい配慮は非常に助かる。充電はドックに乗せたときだけでなく、有線モードに切り替えても行われるので、使用しながらの電力補充も可能である。

前述したとおり、サムグリッドにもLEDが搭載されているので、使用時に点灯する