VAIO ZのCPUとして使われているCore i7-5557U(3.1GHz)/Core i5-5257U(2.70GHz) は、Broadwell世代のモバイル向けラインナップである「Uシリーズ」にカテゴライズされている。

モバイル向けのノートPCでは同じBroadwell-UシリーズでもTDPが15WのCore i7-5550U(2.40GHz)やCore i5-5200U(2.20GHz)が使われていることが多い。だがCore i7-5557UやCore i5-5257UのTDPは28Wとなっており、より高い性能を期待できるというわけだ。

さらにVAIO ZではCPUの「cTDPアップ」と呼ばれる機能(TDPを一時的に上げることで、CPUの性能をさらに向上させることができる)を利用することで、標準的なモバイルノートPCに比べて高いパフォーマンスを実現している。

グラフィックス機能には、CPU内蔵の「Intel Iris Graphics 6100」を利用する。TDP15W版のCore i7-5500UやCore i5-5200Uに搭載されている「Intel HD Graphics 5500」と比べて、実行ユニットの数は倍の48だ。この点でも、高い性能を期待できる。

「CPU-Z」によるCore i7-5557U(3.1GHz)の詳細情報

標準収録の設定ユーティリティ「VAIOの設定」から、「電源・バッテリー」の「CPUとファン」でキーボードモード時を「パフォーマンス優先」と設定することで、TDP35Wで動作する

「GPU-Z」による「Intel Iris Graphics 6100」の詳細情報