マイクロソフトのWindowsタブレットである「Surface」の新機種「Surface 3」の発表会が開催され、短時間ながら、実機を触ることができたので、ここでは、そのファーストインプレッションレビューをお送りしたい。
よりオシャレになった外観
Surface 3のディスプレイサイズは10.8インチ、つまりは10インチ級タブレットというわけだが、Surface 2が10.6インチだったので微妙に大型化している。ちなみにディスプレイ解像度自体はフルHDから微妙に解像度アップして1,920×1,280ドットとなり、表示情報量が増えて、表示ドット密度が向上したことになる。このサイズに対して、この解像度は仕事に使うには十分なものだ。加えて、表示クオリティ自体も向上しているように感じる。
そして、向上しているのは、ディスプレイだけではなく、ボディもよりオシャレにチューニングされている。Surface 3を見て、まず目を引くのは、その背面のキックスタンド部分にあるマイクロソフトロゴだろう。
マイクロソフトロゴと言っても、四角形が2×2で並んでいるだけなのだが、この四角形は光沢のあるステンレススチールであり、かなりオシャレ感がある。
ボディ全体ではマグネシウム合金であることは継承され、独特の高級感のある肌触りを持っている。このメタルの手触り、カラー、質感は独特なもので、Surfaceの1つの個性になっているのだが、デザイン的にはポイントがなかったとも言える。今回、追加されたメタリックなロゴはいいアクセントになっている。
サイド部分に目を移すと、USB3.0のフルサイズ端子×1、ミニディスプレイポート端子、microSDメモリカードスロット、ヘッドセットジャック、microUSB充電端子、nanoSIMスロットなどを持つ。
USB端子が1つしかないのが辛いところという感じだが、一般的なポートを搭載しているので、すでに持っているUSB機器を接続できるのがいい。また、ミニディスプレイポート端子も備えているので、ディスプレイを接続して使うことで作業効率を上げることができそうだ。このあたりはマイクロソフト的な実用性の高さということだろうか。
また、その軽量ボディにも惹かれる。Surface Pro 3 がやや日本人には大きなサイズで重量も重いのに対して、Surface 3はそのディスプレイサイズのおかげもあって約641g(4G LTEモデル)と軽量で持ち運びやすい。タイプカバーと組み合わせても下手なモバイルPCよりも軽量であり、気軽にモバイルすることができる。キーボード入力が快適にできて、モバイルPCよりも持ち歩きやすいというのがSurface 3の大きな魅力のひとつだろう。
5月22日16時05分更新 本稿では当初、Surface 3のディスプレイ解像度について「1,920×1,080ピクセル」と表記していましたが、「1,920×1,280ピクセル」の誤りでした。読者の皆様ならびに関係各位に深くお詫び申し上げます。また、それに伴い文中の表現も一部変更致しました。 |
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