デノン×P4D
D&Mブースでは、現在も品薄状態が続くデノンブランドの小型プリメインアンプ「PMA-50」とマッチする最新CDプレーヤー「DCD-50」を展示。3月発表のワイヤレスノイズキャンセルヘッドホン「AH-GC20」も、間もなく出荷が開始されることもあり、話題を集めていた。
もう一つ、ブース内で異彩を放っていたのがPS Vita向けゲーム「ペルソナ4ダンシングオールナイト(P4D)」。デノンとアトラスの協力により、ゲーム内のキャラクターにデノンのヘッドホンを装着させてプレイできるというコラボレーション企画だ。「準備期間は延べ1年半」(D&Mマーケティンググループ マネージャー:宮原氏)とのことで、踊りまくるキャラクターのヘッドホンを見ればしっかりDENONのロゴが。入念に作り込まれている印象で、ペルソナの熱心なファンにも話題沸騰となることだろう。
DENONロゴのシーンを写真に撮るべくひと苦労……。「DENON×P4D」のコラボPVはこちら |
サエクコマース SHC-120
ヘッドホン祭のようなイベントには、アクセサリーを物色するという楽しみもある。なかでもPCOCCに変わる新素材のPC-Triple C導体を用いたイヤホン交換ケーブル(リケーブル)は、製品化直後ということもあり、お目当てにしていた来場者は多かったはずだ。
サエクコマースの「SHC-120」はまさにそれで、MMCX(SHC-120FS)とFitEar製イヤホン(SHC-120FF)の2モデルがある。リケーブルの効果は非常に微妙かつ繊細なものということもあり、自宅に持ち帰り、ダイナミック型ドライバ搭載の「SHURE SE215 Special Edition」で試聴したのだが……、微妙どころか差は歴然。聴き慣れたSE215のキャラが一変するほどで、SNの改善が特に印象に残る。「動」よりも「静」、「重量感」よりも「制動感」に軸足が移ったとでも表現すればいいだろうか。プラグ形状がSHURE純正ケーブルより細くなる利点もあり、費用対効果の高いリケーブルだ。
ソニー 高音質microSDXCカード
ソニーブースを訪ね、机を見ると、ハイレゾウォークマン ZX-2が2台、それぞれ「高音質モデル」と「従来モデル」と書かれたPOPが。そう、なにかと物議を醸した高音質microSDXCカード「SR-64HXA」の聴き比べを実施していたのだ。
企画担当者と話をしてみると、「聴き比べは銀座ソニービルで継続実施しているが出張イベントは初めて」(ソニーマーケティング:林氏)という。聴き比べの結果だが、「最初は半信半疑の方ばかりだが、実際に聴き比べると"違いあり"と判定してくださる方が8割超」(林氏)とのことだ。
聴き比べに立ち会っていた開発陣は意気軒昂で、出張イベントはまた機会があれば実施したいとのこと。セールスについても、「SR-64HXAは在庫が一時払底していたほどで、現時点の販売目標値は到達済」(林氏)と好調ぶりがうかがえる。高音質カードの"次なる一手"に注目だ。