スペック的には前モデルに見劣りする
Fシリーズといえば、長年ドコモのフィーチャーフォンを支えてきたシリーズであり、前モデルのF-07Fは「全部入り」の、いわばフィーチャーフォンの集大成とも言えるハイエンド端末だった。それと比べると、F-05Gはスペック的に見劣りしてしまう。
わかりやすいところでいえばカメラの画素数が500万画素も落ちているし、Wi-Fi(テザリング機能含む)なども実装されていない。総務省が搭載を推奨しているGPS(厳密には発信場所または基地局の位置情報がわかればGPSに限らないが)も搭載されていないし、いまどきLTEに非対応というのも、コストダウンのためもあるのだろうが、今後VoLTE対応端末が増えて行くことを考えると、あまりいい手だとは思えない。
おサイフケータイや2in1、iモードブラウザやiアプリの実行環境など、これまでのフィーチャーフォンでは当然のように付いてきた機能も大半が欠落している。スマートフォンに慣れたユーザーがスペック面から見れば、この端末を購入する意味はあまり感じられないようにも思う。