連続した写真を自動でつなげる「パノラマ」結合

目の前に広がる美しい風景をできるだけ隅々まで写真に記録したいときは、画角の広い超広角レンズや魚眼レンズの出番。しかしこういったレンズがない場合でも、水平方向に連続する複数の写真を撮っておけば、Lightroomの新機能「パノラマ」で1枚のパノラマ写真を簡単に作成できる。

前述した「HDR 写真の結合」と同様、結合したい写真を選択した状態で「写真」メニュー(あるいは右クリックして「写真」)の「写真を結合」から「パノラマ」を選ぶと「パノラマ結合プレビュー」ウインドウが開き、自動生成されたパノラマ写真をプレビューできる

パノラマ結合する際、球体の内側にマッピングされているかのように画像を変形する「球面法」、建築物などラインをまっすぐに維持する必要のある画像を含むパノラマに最適な「遠近法」、そして幅の広いパノラマの作成に適した「円筒法」の3種類から適切なレイアウト投影法が自動で適用されるが、これらを手動で選択することも可能だ。また、パノラマ作成時に生じる上下の不要な領域を自動的に削除するオプションも用意されているので、手動でのトリミング作業といった煩わしい作業は不要だ。

「パノラマ結合プレビュー」ウインドウでは、投影法を「球面法」、「遠近法」、「円筒法」の3種類から選択できる(左)。「自動切り抜き」にチェックを入れると、上下の不要部分が自動で削除される(右)

ワイキキビーチの海上から全方向を7枚に分割して撮影した写真を、「球面法」で360度パノラマ写真に仕上げた例