新しい「NS150/BA」は、"スリム"にこだわるという基本的なコンセプトは従来通りで、15.6型液晶ディスプレイを搭載しながら22.6mmという薄型筐体を採用している。カラバリも前モデル同様、レッド、ホワイト、ブラックの3種類あり、基調色とブラックを組み合わせた印象的なデザインも継承している。しかし、細かい部分を見ると意外と多くの点が前モデルから変更されている。
たとえば、前モデルは本体のコーナー部分のRが丸みを帯びて柔らかい印象を出していたが、新モデルは丸みが少なく鋭角的になり、その分エレガントさが増した。また、キーボード上部のスピーカー部分のメッシュやボタン類もデザインが変更され、より洗練された雰囲気になった。さらに天板のロゴは従来の「NEC」から「LAVIE」のロゴに変わっている。ちなみに、この夏モデルからブランド名が従来の大文字と小文字の混合表記「LaVie」から、大文字のみの「LAVIE」に変更されている。
本機は前モデル同様、ヤマハ製の音場補正技術「AudioEngine」が搭載されているが、その機能も強化されている。従来はAudioEngineが有効になるのは本体スピーカーを使用したときのみだったが、本機ではヘッドフォンを使用した場合も音響効果が効くようになった。これにより、パソコンで聞いているとは思えないリアルで臨場感にあふれたサウンドを、より幅広い利用シーンで楽しめるようになった。
インタフェースは、従来モデルの配置を引き継いでおり、本体左側面にDCコネクタ、LAN、HDMI、USB3.0×2、SDメモリーカードスロットを搭載している。また右側面には、ヘッドフォン/マイク端子、USB2.0、光学ドライブを装備。このほか、液晶画面上部にWebカメラとマイクが内蔵されているのもこれまで通りだ。