対応するサービスは?
続いて、このサービスにスタート当初から対応する2つのサービスを提供する会社のプレゼンテーターから挨拶が行われた。「劇団四季」を運営する四季の代表取締役社長である吉田智誉樹氏と「出前館」を運営する夢の街創造委員会の代表取締役社長の中村利江氏だ。
吉田氏は現在までもチケット販売について、ユーザーの利便性を上げるさまざまな試みをしてきたことを紹介。今回、劇団四季のサイトでのオンライン販売がAmazon ログイン&ペイメントサービスに対応し、より利便性が高まったとアピールした。
夢の街創造委員会は、食べ物のデリバリーで有名な出前館というサイトを運営している。ちなみに、出前館の会員数はこの7年間、右肩上がりだそうだ。今回、Amazon ログイン&ペイメントに対応したことで、Amazonユーザーとしてログインすれば、後は面倒なデータ入力なしに、デリバリーを頼めるようになった。
さて、出前館は「出前」というオフラインな注文をオンライン化して改革したサイトだが、今回はAmazon ログイン&ペイメントサービスにより、「キャッシュオン」から「オンライン決済」に変革したいという。
出前館では現在、代引き取引が96.8%で、クレジットカードが3.2%。現状、ほとんどが現金取引であるが、Amazon ログイン&ペイメントサービスによって、クレジットカード取引を伸ばしたい意向だ。オンラインショッピングで現金払いが主流とはかなり意外な気がするが、それだけまだポテンシャルがある市場だということだろうか。