性能はUltrabook並でHDD搭載モデルだと動作の重さを感じる
では、ベンチマークテストの結果を紹介していこう。今回は、ALIENWARE 13単体でのテストと、ALIENWARE 13にAGA(STRIX-GTX960-DC2OC-2GD5)を接続した状態でのテストを行っている。なお、ALIENWARE 13単体時のテストでは、外部GPUのGeForce GTX 960Mが常に利用される設定でテストした。
利用したベンチマークソフトは、Windows 8.1に用意されている「Windowsシステム評価ツール」、CPU性能を計測する「CINEBENCH R15.0」、総合ベンチマークの「PCMark 8」、3D描画性能を計測する「3DMark」、ゲームベンチマーク「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」だ。なお、3DMarkとファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク以外は、ALIENWARE 13単体でのみ計測している。
まず、Windowsシステム評価ツールの結果は、ゲーミングPCとしてはやや物足りないスコアとなった。CPUにUltrabookなどで利用されるCore i7-5500Uを採用していることもあるため、この結果に関してはスペック通りと言っていいだろう。同様にCINEBENCH R15.0の結果も、Core i7-5500U搭載PCとして標準的だ。
ここまでは想定の範囲内だが、PCMark 8の結果では物足りなさが大きくなる。ただ、これは原因がある。それは内蔵ストレージが1TBのHDDだったからだろう。PCMark 8のスコアは内蔵ストレージの速度に左右されるため、HDD搭載のためスコアが伸びなかったわけだ。実際の体感速度も、HDDによって動作の重さを感じる場面が多かった。やはり、内蔵ストレージは標準でSSDに強化すべきだろう。
■ ALIENWARE 13のコアスペック | |
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CPU | Core i7-5500U |
ビデオチップ | Intel HD Graphics 5500 GeForce GTX 960M |
メモリ | PC3L-12800 DDR3 SDRAM 16GB |
ストレージ | 1TB HDD |
OS | Windows 8.1 Update 64bit |
■ Windows システム評価ツール(Windowsエクスペリエンスインデックス | |
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CpuScore | 7.4 |
MemoryScore | 7.5 |
GraphicsScore | 5.9 |
GamingScore | 5.9 |
DiskScore | 5.9 |
■ CINEBENCH R15.0 |
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OpenGL (fps) | 78.67 |
CPU | 302 |
CPU (Single Core) | 121 |
■ PCMark 8 v2.4.304 |
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Home Accelarated 3.0 | 3071 |
Creative accelarated 3.0 | 3528 |
Work accelarated 2.0 | 4030 |
Storage | 2030 |