水冷向けの大型Mini-ITXケース

Phanteksの「Enthoo EVOLV ITX」は、冷却性に優れたMini-ITXケースである。本体サイズは230(W)×375(H)×395(D)mmと、Mini-ITXケースとしてはかなり大きいものの、20cmファンを標準搭載するほか、最大28cmサイズの水冷用ラジエータにも対応する。カラーはブラックのみ。オリオスペックでの価格は13,824円だ。

Phanteksの「Enthoo EVOLV ITX」。サイドはアクリル窓が付いている

上段にマザーボード、下段にATX電源と3.5インチHDD×2を搭載できる

3.5インチベイを取り外して、その場所にポンプを搭載することも可能

付属のブラケットを使い、ケース内にリザーバを設置したところ

グラフィックスカードの格納スペースは33cm長で、高性能PCが構築できる。先日発売が開始されたASRockの「X99E-ITX/ac」や、オーバークロック性能に定評があるASUSの「Maximus VII Impact」など、最近はATXに見劣りしないようなMini-ITXマザーボードも出ており、そういった製品に適していそうだ。

H5クーラーのファンを強化

CRYORIGから新型のCPUクーラー「H5 Ultimate」が登場、発売が開始された。従来モデル「H5 Universal」のファン換装バージョンで、ヒートシンクはそのままに、薄型(13mm厚)の「XT140」から通常の「XF140」(25mm厚)に変更。背の高いメモリと干渉する可能性があるものの、冷却性能がアップした。価格は7,000円前後。

CRYORIGの「H5 Ultimate」(右)。従来モデル(左)との違いは搭載ファンのみ

ファンが厚くなったため、メモリスロットの上方に少し出っ張ってしまう