昨年、日本国内でリリースされたASUSのSIMフリースマホ「ZenFone 5」は日本でもベストセラースマホになったが、世界中でも販売され、成功を収めている。そして、5月にはこのZenFoneの新機種「ZenFone 2」が発売される。本稿では、このZenFone 2がZenFone 5からどのように進化したのか、スペックを比較し分析したい。
全体的にサイズアップ
機種名 | ZenFone 5 | ZenFone 2 |
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サイズ | 高さ約148.2mm×幅約72.8mm×厚さ約10.34mm | 高さ約152.5mm×幅約77.2mm×厚さ約3.9mmから10.9mm |
重量 | 約145g | 約170g |
ディスプレイサイズ | 5インチ | 5.5インチ |
ディスプレイ解像度 | 1,280×720ピクセル | 1,920×1,080ピクセル |
ZenFone 2では、ディスプレイがZenFone 5の5インチHD解像度(1,280×720ドット)から5.5インチのフルHD(1,920×1080ドット)にサイズと解像度がアップしている。
このディスプレイの違いだけで、この2機種がすでに異なるレンジにあることを感じてしまう。ZenFone 5が普及モデルであるのに対して、ZenFone 2はより上のマーケットをターゲットにした高機能モデルというわけだ。ディスプレイの表示クオリティ自体はZenFone 2と5はほぼ同等という印象だが、解像度が高いだけあって、2は階調表現力が高くなっている。
ボディサイズは高さ約148.2mm×幅約72.8mm×厚さ約10.34mmから高さ約152.5mm×幅約77.2mm×厚さ約3.9mmから10.9mmとなり、高さ/幅/厚さのすべてでサイズアップし、重量は約145gから約170gになった。
ちなみにZenFone 2では、ディスプレイの周囲のフレームがより狭くなり、表面積に対するディスプレイの専有面積が大きくなっている。
デザイン的なことにも触れると、基本的に前面はフラット、背面はラウンドという基本フォルムに違いはないのだが、背面はより滑りにくくなった。これは重量が増えたこともあり、今までのままではまずいと改良されたのかも知れない。
また、サイズアップのせいかボリューム調整ボタンは、サイドから背面に移された。これによって、指が届きやすく、操作しやすくなっている。