新年度を機にスマートフォンを買い替えた方、買い替えを考えている方も多いのでは。その際、一緒に考えておきたいのが使用済み端末の扱い方。下取り・買い取りから処分まで、使用済みスマホの"老後の幸せ"について検討してみよう。

新機種をお得に使うキャリアの下取り&買い取り

大手キャリアでは機種変更やMNPユーザーを対象に端末の下取り・買い取りプログラムを行っている。

NTTドコモが実施する「下取りプログラム」

NTTドコモでは、スマートフォンやタブレットほぼ全機種を対象にした「下取りプログラム」を提供中。

下取り価格は最大で25,380円(iPhone 5s 64GBの場合)。これを新しい端末の購入代金から割り引く形で還元し、余れば月々の利用料の割り引きに持ちこされる。なお、値引きではなくドコモポイントとして受け取り、「dマガジン」「dビデオ」などのコンテンツサービス利用料の支払いに使うことも可能だ。

MNPでも端末の下取りが可能だが、価格はドコモ端末の半額程度になる。また、画面が割れた端末も、大幅に価格が下がるものの下取りが可能だ。

auはポイントや電子マネーで還元

auではiPhone 4S/5/5s/5cを対象に「機種変更ゼロからプログラム」を実施中。対象機種の下取りでau WALLETに14,580ポイント還元。さらにiPhone 6/6 Plusへの乗り換えで3,240円~6,480円が電子マネーでキャッシュバックされる。WALLETポイントは、電子マネーへとしてau WALLET カードにチャージできるほか、au料金の支払いやコンテンツ購入などにも利用が可能だ。また、その他の機種についても下取りプログラムが実施されている。

MNPの場合は、購入端末の本体価格から割り引かれる「下取りプログラム」を利用できる。下取り価格は最大10,800円~22,680円となっている。

MNPの乗り替え下取りが有利なソフトバンク

ソフトバンクの「機種変更下取りプログラム」は、下取り価格を毎月の利用料金から24回分割で割り引く仕組み。例えば、iPhone 5s(64GB)なら下取り価格22,560円を、利用料金から940円×24回割引きという形になる。また、下取り価格をTポイントで受け取ることも可能。この場合は下取り金額分のポイントが一括で付与される。

MNPの場合は「のりかえ下取りプログラム」をを利用可能。こちらも毎月の通信費から割引きが適用される形となり、割引額は機種変更下取りプログラムとほぼ同じか高くなっている。

いずれの場合も価格は記事執筆時点のもので予告なく変動する可能性がある。また、画面の割れや水濡れ、電源が入らないといった破損や故障がある場合は下取りの対象にならないので、併せてご注意を。