本体内部にはネジを2つ外すだけでアクセス可能

改めて本体底面を確認すると、右半分のカバーはわずか2つのネジで固定されていることがわかる。このネジを外し、カバーを手前方向にずらすと、簡単に本体内部にアクセスが可能だ。本体内部にアクセスしようと考えるユーザーは少ないかもしれないが、仕様を確認しておこう。

本体内部の様子。本体底面のカバーはネジ2つを外すと簡単に開けることができる

カバーを開くと、CPUとGPUから右方向(本体左側面)に銅製ヒートパイプが伸びており、ファンによって排熱が行われる様子が確認できる。手前中央部には、IEEE802.11ac/a/b/g/n、2×2 Dual Bandに対応したIntelの無線LANモジュール「7260HMW」を搭載。その横には一基の空きmSATAスロットが存在するため、スキルのあるユーザーなら任意のモジュールを追加して拡張が可能だろう。

メモリは通常製品よりも消費電力の低いDDR3L-1600規格のSO-DIMMとなっており、容量は4GB。試用機ではcrucial製のモジュールが採用されていた。スロットには空きが1つあるため、増設も行える。HDDは2.5インチ・500GBだ。DVDスーパーマルチドライブもネジを一つ取り外すだけで簡単に着脱できた。

なお、ユーザーの手による分解や増設は保証外の行為となるため、挑戦するならばあくまで自己責任で行ってほしい。

左側がCPU、手前側がGPU。双方から右側(本体左側面)に向けてヒートパイプが伸びており、ファンによって熱を排気する

中央手前側には、無線LANモジュールを搭載。またフルサイズのmSATAスロットの空きが確認できる

メモリは動作電圧1.35Vで動作するDDR3L-1600×1枚を搭載。4GBのシングルチャネル動作となる

HDDは500GBモデル。HDD本体をスライドさせてコネクタから引き出すだけで取り外しが可能

DVDスーパーマルチドライブもネジを外して横にスライドさせるだけで取り外せる

Windows 7やCore i7を選びたいならBTOカスタマイズで!

ここまで本モデルのスペックやディテールを確認してきたが、一部のスペックに物足りなさを感じた方もいるかもしれない。より高い性能を求める人には、必要な個所だけをお好みでパワーアップさせることができるBTOカスタマイズをお勧めしたい。

まず、製品選びの際に気にする人が多いであろうプリインストールOS。今回紹介した即納モデル15H7120-i5-NEMではWindows 8.1が標準搭載されているが、BTOのOSカスタマイズとしてダウングレードモデルも選択できる。

BTOのOSカスタマイズとしてダウングレードモデルの選択が可能

CPUやメモリ、SSDなどを増設・変更したい場合は、通常納期のモデルから「15H7120-i5-NEB [Windows 8.1 Update]」、「15H7120-i5-NEB [Windows 7 Home Premium]」を選択できる。コア数が倍増し動作クロックが上昇する「Core i7-4710M」へのCPU変更や、mSATA SSDの追加、HDDの増量、SSDへの換装も選択できるため、より快適なPC環境を構築できることは間違いない。

カスタマイズできる通常納期のモデルでは、「15H7120-i5-NEB [Windows 8.1 Update]」、「15H7120-i5-NEB [Windows 7 Home Premium]」を選択できる

また、液晶ディスプレイやサウンドデバイスなどを同時購入することも可能。予算との兼ね合いもあると思うので、一度BTOカスタマイズメニューからパーツを選択し、その合計金額を確認してみてほしい。

CPUをCore i7にアップグレードすればコア数が4コアへと倍増するため、処理速度は大いに向上するだろう

HDDやSSDの換装、mSATA SSDの追加など、ストレージのカスタマイズは非常に柔軟だ。パーティション分割も指定できる