Firefox 37の新機能
Firefox 37の新機能であるが、以下の通りである。
- Firefoxへのレーティングとフィードバックを行うシステムHeartbeatが実装
- Yandexがトルコ語でのデフォルト検索エンジンに
- Bingの検索にHTTPSを利用するように
- 証明書の集中的な廃止のためにOneCRLがサポート。これにより偽装サイトに対する保護がより強力に
- HTTP/2 AltSvcをサポートするサーバーに対して、日和見暗号を利用するように
また、変更点は以下の通りである。
- サイトの安全性のため、TLS の安全でないバージョンフォールバックが無効に
- SSLのエラー報告が拡張され、証明書がない場合のエラーも報告されるようになった
- TLS False Startを利用するために、AEAD constructionを利用する暗号スイートが必要に
- 証明書とTLSにおいてDSAが非サポートに
- WindowsでのWebGLの描画パフォーマンスが向上
HTML5関連、開発者向けの新機能は、以下の通りである。
- Media Source Extensions(MSE)APIの一部分が実装され、YoutubeのネイティブHTML5再生が可能に(この機能はWindows版でのみ有効)
- CSSのdisplay:contents に対応
- ワーカースレッドからIndexedDBへアクセス可能に
- WebRTCのSDP/JSEP実装が新しく
- デスクトップ版とAndroid版のChromeおよびiOS版のSafari上でデバッグするためのタブが利用可能に
- インスペクタにアニメーションパネルが追加
- ネットワークパネルに新しいセキュリティパネルが追加
- デバッガパネルがchrome://とabout://のURIをサポート
- Webコンソールに弱い暗号が記録されるように
37では、レンダリングパフォーマンス向上、安定性、安全性に関わる問題の修正がメインとなった。37.0.1では、以下の修正が行われた。
- HTTP/2 AltSvcが無効に
- グラフィクス関連のハードウェアとサードパーティソフトウェアに起因して起動時のクラッシュする不具合の修正
36以降、大きく変更となったものは少ないが、安全性など重要な変更が行われているという印象である。