何のテクニックも必要ない
今までもコテを使ったことはある。しかし、まったくうまく巻けないうえ、首の後ろをヤケドしたこともあり、ちょっとしたトラウマを抱えているのだ。コテなんてもう二度と使いたくない。ではドライヤーでブローをすればいいという話になる。そうなると、片手にブラシ、片手にドライヤーを持ってセットする、というなかなかに高等なテクニックが要求されるのだ。ご賢察のとおり、筆者はそんな技術を持ち合わせていません。
さて、IB-CB54だとどうなるだろうか? ドライヤーならばヤケドの心配もない。しかもブラシがすでにセットされているから、不器用な筆者でも何となく上手くできそうな気がする。
プロの腕前には勝てないが、それでも筆者の髪は無事に「まっすぐ&毛先くるん」という理想の状態にセットできた。実際に使ってみると、やっぱり3~5分ほどで毎朝のセットが終わるのだ。ズボラすぎるだろうか。でも、そんな短時間で髪が整ってしまうんだから仕方ない。
幸い、筆者はブラシでとかすと多少うねるが何となくまっすぐになる、という髪質の持ち主なので寝ぐせで苦労することはそんなにない。しかし、アクロバティックな寝相のせいで寝ぐせがきっちり付いてしまう日もたまにはある。そんな日にもIB-CB54は活躍してくれそうだ。
プラズマクラスターイオンは目に見えないので効果を実感しづらいが、IB-CB54を使った日と使わなかった日で比べると髪のうねりが出にくく、まとまっているという印象だった。
お風呂あがりに使うのは好みが分かれそう
お風呂あがりにブラシなしの状態で髪を乾かすと、DRYの風量がちょっと物足りないかな~と思った。そこで、ブローブラシを使ってみると、乾きにくい根もとにアプローチできるので、結果早く乾くことが発覚。とはいえ、濡れた髪にブラシを通すのはキューティクルを傷めそうであまり気が進まない……。このへんは好みが分かれそうなので、風量が大きいドライヤーと併用してもいいかもしれない。ちなみに筆者は、「一般的なドライヤーで7~8割くらい髪を乾かす→IB-CB54で毛先を内向きにしつつ仕上げる」という方法に落ち着いた。そうすると翌朝のセットもだいぶラクになる。朝のセットは、SETモードに設定して一度IB-CB54のブラシを通すだけ、というのがほとんどだった。
「これ一台でOK」とは言いがたいが、コテを使うのが苦手……という不器用さんや、朝のセットになるべく時間をかけたくないというちょっとズボラな人にこそ、IB-CB54はオススメだ。