28cmラジエータ対応の国産ケース

アビーからは、ATXケース「smart EZ400」とマイクロATXケース「同 EM40」が新発売だ。同社のケースは電源を上側に配することが多いが、この製品はボトム側。その空いたトップ面には、12/14cmファン×2個が搭載可能となっている。厚さが6cm確保されているので、簡易水冷の大型ラジエータにも対応する。TSUKUMO eX.での価格は、それぞれ35,979円と33,978円。

アビーの「smart EM40」(左)と「smart EZ400」(右)。コンセプトは同じだ

アビーにしては珍しく、最大28cmサイズの大型ラジエータの搭載が可能

拡張性の高さも特徴だ。HDD/SSD用のドライブベイは、EZ400は合計14基(3.5インチ×10、2.5インチ×4)、EM40は合計11基(3.5インチ×8、2.5インチ×3)を用意。また奥行き345mmまでのグラフィックスカードや、高さ175mmまでのCPUクーラーに対応している。

EM40のドライブベイ。手前に3.5インチ×8、奥に2.5インチ×3を搭載する

電源はボトム側に配置。電源専用の吸気口(ダストフィルタ付き)も用意した

簡易水冷対応の高品質な"まな板"

ProjectMブランドの新製品は、いわゆる"まな板"が2種類。12cmファンの設置スペースが用意されており、簡易水冷のラジエータを搭載することも可能だ。メーカーは長尾製作所で、作りがしっかりしているのも特徴。価格は、ATX用の「検証台typeA(PM-ATX-STD-B)」が16,480円、Mini-ITX用の「検証台typeMINI(PM-MINIITX-STD-B)」が14,800円だ。

Mini-ITX用の「検証台typeMINI」の設置例。12cmファンを搭載可能だ

下のスペースにATX電源を設置する。電源スイッチは別途必要

その横にはドライブベイも。3.5インチ×1、2.5インチ×2まで搭載可能

拡張スロットは3つあるので、Mini-DTXマザーボードにも対応できる

こちらはATX用の「検証台typeA」の設置例。ラジエータも搭載可能だ

製品パッケージ。パネルやネジ等が一式入っており、自分で組み立てる