4K IGZO液晶とRealSense 3Dカメラを搭載 - NEC「LaVie Note Standard NS850」

NECのノートPCは2015年春モデルより、従来の「LaVie」シリーズから新しく「LaVie Note Standard」シリーズへと一本化された。今後、ハイエンド向けの「LaVie L」シリーズは「NS850/750」、ミドルレンジの「LaVie S」は「NS 700/550/350/150」、エントリー向けの「LaVie E」は「NS100」として区分される。

NS850/AAB

「LaVie Note Standard」のフラグシップモデルとなる「NS850/AAB」のパーツ構成は、CPUがBroadwell世代でデュアルコアのIntel Core i7-5500U(2.40GHz)、メモリが8GB、ストレージは1TBのハイブリッドHDDだ。CPUは最新版へと変わっているものの、前モデル「LL850/SSB」ではクアッドコアのIntel Core i7-4700MQ(2.40GHz)が搭載されていたことを考えると、CPU性能はややダウンしている。ストレージについてもHDDからより高速なハイブリッドHDDへと変わったが、容量は1.5TBから1TBに減少した。

ただしそのほかの機能については、大きく改善されている。液晶ディスプレイに4K IGZOパネルを採用することで、解像度がフルHDから3,840×2,160ドットへとアップグレード。Webカメラには、ジェスチャーでPCを操作できるインテル RealSense 3Dカメラが搭載されている。

本体サイズはW382×D270×H29.6mmで、前モデルから3.5mm薄型化。重量は100gほど軽量化された。バッテリ駆動時間は3.9時間とそれほど長くはないが、据え置き向けのスタンダードのノートPCであることを考えれば特に問題はない。

なおハイエンド向けにはひとつ下のモデルとして、「NS750/AA」もリリースされている。「NS850/AAB」との違いは液晶ディスプレイの解像度が1,920×1,080ドットである点と、メモリが8GB、ストレージに1TB HDDを採用している点、さらにNFCとRealSense 3Dカメラが省略されている点だ。

製品名 LaVie Note Standard NS850/AAB
量販店価格 229,800円前後
OS Windows 8.1 Update 64bit
CPU Intel Core i7-5500U(2.40GHz)
メモリ DDR3L 8GB
グラフィックス Intel HD Graphics 5500(CPU内蔵)
ストレージ 1TBハイブリッドHDD
光学ドライブ ブルーレイディスクドライブ
ディスプレイ 15.6型、3,840×2,160ドット
タッチパネル ○(マルチタッチ)
有線LAN
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth Bluetooth 4.0
センサー -
Webカメラ インテル RealSense 3Dカメラ(200万画素)
主なインタフェース USB3.0×3、USB2.0、HDMI、有線LAN、NFC、SD/SDHC/SDXCカードリーダ、ヘッドホン出力
バッテリ駆動時間 約3.9時間(JEITA2.0)
本体サイズ W382×D270×H29.6mm
重量 約2.9kg