モバイルユーザーにはメリット大
Googleはもともと、検索キーワードに関連の高そうなリンクを上位に表示するアルゴリズムで検索結果を表示してきた。本日より公開された新機能では、たとえば「~の由来」や「~とは」といった、質問形式の検索語句に対して、実際にその質問に答えている可能性が高い部分をページの先頭に、該当部分だけを抜粋したスニペットとして表示してくれる。
これは特殊な検索機能というわけではなく、標準の検索機能の一環として、PCからモバイルまで幅広い環境に提供される。今のところ「~の由来」「~とは」「~の定義」が比較的よくヒットするようだが、必ずしもこの単語を使わなければいけない、というわけでもなさそうだ。
この機能がもたらすメリットとしては、検索結果のリンクをクリックしなくても該当箇所が先に読めるため、ワンクリック減らすことができるという点だ。モバイルユーザーにとっては、表示できるボリュームが限られる狭い画面の中で、効率的に目的の情報にアクセスできるというのも有効だろう。
この機能で最上位に表示されるサイトは、通常検索のアルゴリズムとは別に決まるため、トップに表示されているのが検索順位としては5から6位のサイトになることもあり得る。上記の例であれば、具体的に「由来」など、質問に使われている単語が文章として含まれているページが上位に来るようだが、詳細なアルゴリズムについては不明だ。逆に、こうした表示を狙ったページ作りの新しいテクニックが生み出されるかもしれない。