Windowsパソコンでおなじみのマウスコンピューターに続いて、格安スマートフォン・SIMで知られるfreetelがWindows Phone搭載スマホの国内投入を発表した。日本市場で搭載端末がリリースされなくなって久しいWindows Phoneの再登場、それもPCメーカーやMVNO事業者からの登場に驚いた方も多いと思うが、世界的には不思議なことではない。
MicrosoftはWindows Phoneをあきらめることなく、Windowsの新たなプラットフォーム戦略の柱の1つに位置付けて力を注ぎ続けていた。スマートフォン市場がAndroidとiPhoneに染まっている状況に変わりはないものの、海外ではユニークな特長を備えたWindows Phoneがじわじわと存在感を示し始めている。
Windows Phoneのトレンド
まずは"日本人が知らない最近のWindows Phoneの世界"を知ってもらうために、2014年以降のLumia端末をリストアップした。日付はリリース時期、普及帯価格帯(200ドルから300ドル)の製品、廉価帯(200ドル未満)の製品をわかりやすくしたものである。
2015年4月:【普及価格帯】Microsoft Lumia 640(Quad-core 720p)
2015年3月:【普及価格帯】Microsoft Lumia 640 XL(Quad-core 720p)
2015年2月:【廉価帯】Microsoft Lumia 532(Quad-core 480p)、
2015年2月:【廉価帯】Microsoft Lumia 435(Dual-core 480p)
2014年11月:【廉価帯】Microsoft Lumia 535(Quad-core 540p)
2014年9月:Nokia Lumia 830(Quad-core 720p)
2014年8月:Nokia Lumia 730シリーズ(Quad-core 720p)
2014年8月:【廉価帯】Nokia Lumia 530(Quad-core 480p)
2014年7月:Nokia Lumia 930(Quad-core 1080p)
2014年5月:【普及価格帯】Nokia Lumia 630シリーズ(Quad-core 480p)
Nokiaの端末事業を買収した後のMicrosoftが普及価格帯と低価格帯を中心に製品を拡充しているのが分かる。ちなみに米国で今よく売れているのはLumia 630シリーズのLumia 635だ。希望小売価格238ドル(約28,500円)だが、リリースから9カ月以上が経過し、Microsoft Store(3月1日時点)においてSIMロックフリー版が129ドル(15,400円)、契約不要なT-Mobile版が79ドル(約9,400円)と廉価帯の価格で入手できる。